カーネルフックモジュールとは
KHMが適用されていない場合でもServerProtectは動作しますが、リアルタイムスキャンは使用できず、予約検索と手動検索のみが利用可能となります。
カーネルフックモジュールの入手方法
上記Webサイトに、対応するKHMが公開されていない場合は、弊社にて作成しご提供することが可能です。
以下に記載する全ての情報を取得し、 弊社サポートセンター までお送りください。
- 対応可能なカーネルは、ServerProtect for Linuxの動作要件に明記されたサポート対象OSのベンダから公式に提供されたオフィシャルカーネルのみです。独自にビルドしたカスタムカーネルや特定の問題を修正する目的で作成されたHotfixカーネル等、特殊なカーネルに対するKHMは作成対象外となります。
- サポート終了したOSに対する作成リクエストはお受けできません。予めご了承ください。(例:Red Hat Enterprixe Linux 4 / CentOS 4 / MIRACLE LINUX V4.0 (Asianux 2.0)の作成リクエストは既にお受けできません。)
- カーネルフックモジュールはOSのカーネルバージョン毎に作成しており、ご利用頂いているOSのカーネルバージョンに合わせたカーネルフックモジュールを適用頂く必要がございます。カーネルのバージョンをアップグレードされた場合はそのバージョンに合わせたカーネルフックモジュールを再適用いただくようお願いいたします。もしご利用いただいているカーネルのバージョン用のカーネルフックモジュールがない場合はサポート窓口までお問い合わせ下さい。
KHMの作成に必要な情報
| 1. | OSのバージョン情報 |
|---|---|
| a) RedHatLinux / CentOS の場合 # cat /etc/redhat-release b) SUSE LINUX Enterprise Serverの場合 # cat SuSE-release c) Asianuxの場合 # cat /etc/ asianux-release | |
| 2. | CPU情報 |
| # cat /proc/cpuinfo | |
| 3. | システム情報 |
| # uname –a | |
| 4. | カーネルのrpm情報 |
| # rpm -qi <カーネル> 例:# rpm -qi kernel-smp-2.6.9-11.EL ※新しいカーネルにアップデート予定の場合は、アップデート予定のカーネルのバージョン、およびrpmの公開ページをお知らせください。 | |
| 5. | カーネルのrpmパッケージをお持ちの場合は、以下のコマンド結果 |
| # md5sum <カーネルのrpmパッケージ名> 例:# md5sum kernel-smp-2.6.9-11.EL.i686.rpm | |
| 6. | その他の情報 |
| a) 対象となるサーバに接続するクライアントPC数 b) 現時点での導入の有無、ない場合は導入予定時期 |
KHMを適用する方法
クイックスタートガイドの「カーネルフックモジュールをインストールする」に手順が記載されています。概要を以下に抜粋いたします。
1.お使いのLinux カーネルに適した KHM パッケージをダウンロードして、次のディレクトリにコピーします。
/opt/TrendMicro/SProtectLinux/SPLX.module/
2.上記のディレクトリに移動して、次のコマンドを実行して KHM パッケージを抽出します。
# tar xzvf {SPLX バージョンとカーネルバージョン}.tar.gz
3.次のファイルがパッケージから抽出されます。
・ splxmod-{ カーネルバージョン }.md5
・ splxmod-{ カーネルバージョン }.o
4.次のコマンドを実行して ServerProtect サービスを再起動します。
/etc/init.d/splx restart
5.管理コンソールを開き、リアルタイム検索を有効にしてください。
