■目次
修正される内容
インストールの前に
システム要件
最新版ダウンロード
インストール手順
インストールの確認手順
インストールの後に
設定
アンインストール(ロールバック)手順
■修正される内容
1. umask設定が「0022」でない場合、すべての対応プラットフォームでServerProtectの全予約タスクが正常に動作しない問題
本Patchの適用後は、umask設定が「0022」でない場合でもすべてのプラットフォームでServerProtectが予約検索、予約アップデート、ログの自動削除を正常に実行できるようになります。
2. Trend Micro Control Manager (以下、Control Manager) への登録/登録解除ユーティリティツール[CMconfig]で登録を解除しても、初期設定のアップデートURLが復元されない問題
CMconfigユーティリティを使用して無効なIPアドレスを含むControl Managerサーバから登録を解除すると、「Trend Micro update server」に復元されるはずの初期設定のアップデートURLが「Trend Micro Control Manager update server」のまま保持されます。
本Patchの適用後は、CMconfigを使用してControl Managerから登録を解除するとアップデートURLが初期設定の「Trend Micro update server」に復元されます。
3. 特定の環境でリアルタイム検索設定が無効になってしまう問題
ServerProtectがControl Managerに登録されていて、リアルタイム検索で [Incoming files] および [Running files] の検索が有効になっている場合、手動アップデートまたは予約アップデートの完了後に [Running files] の検索設定が無効になってしまいます。
本Patchの適用後は、ServerProtectの手動アップデートまたは予約アップデートの完了後もリアルタイム検索オプションが保持されます。
4. ServerProtectサービスの開始時に、IPW3945ワイアレスネットワークカードのドライバが正常にロードされない問題
本Patchの適用後は、tmsplx.xmlのテンプレートが改訂されます。本問題は、改訂されたテンプレートでオリジナルファイルを置換するか、リアルタイム検索除外リストに「/sys」ディレクトリを追加することで修正されます。
5. ReadmeおよびServerProtectのオンラインヘルプが更新されます。
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■インストールの前に
インストールを行なう前に、付属のReadmeファイルおよび管理者ガイドをお読みください。ServerProtのご利用にあたり重要な情報が記載されています。
本Patch の適用前に ServerProtect for Linux 2.5 マスタープログラムおよびPatch 1がインストールされている必要があります。
ServerProtect for Linux 2.5 | ||||
プロダクト | バージョン | サイズ | 日付 | ユーザ・ガイド |
splx25_lin.tar.gz | 2.5 | 76.0MB (79,782,031 bytes) | 2006/08/08 |
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■システム要件
ServerProtect for Linux 2.5 Linux版のインストール要件に準じます。
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■最新版ダウンロード
次のファイルは「最新版ダウンロード」からダウンロードできます。
プロダクト | バージョン | サイズ | 日付 | ユーザ・ガイド |
Patch 2 | 2.5 | 2.08 MB (2,181,530 バイト) | 2006/12/11 |
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■インストール手順
本Patchをインストールするには、次の手順に従ってください。
【Red Hat (Miracle/Asianux) プラットフォームの場合】
1. rootでログオンします。
2. Patchパッケージ (SProtectLinux_2.5_redhat_en_patch2.rpm) をServerProtectサーバの一時フォルダにコピーします。
3. ServerProtectサービスを停止します。
警告:次のコマンドを実行すると、ServerProtectのサービスがアンロードされます。その間、システムのウイルス保護は無効になります。
# /etc/init.d/splx stop |
4. 次のコマンドを実行してPatchをインストールします。
# rpm -ivh SProtectLinux_2.5_redhat_en_patch2.rpm |
5. ServerProtectサービスを開始します。
# /etc/init.d/splx start |
【SUSEプラットフォームの場合】
1. rootでログオンします。
2. Patchパッケージ (SProtectLinux_2.5_suse_en_patch2.rpm) をServerProtectサーバの一時フォルダにコピーします。
3. ServerProtectサービスを停止します。
警告:次のコマンドを実行すると、ServerProtectのサービスがアンロードされます。その間、システムのウイルス保護は無効になります。
# /etc/init.d/splx stop |
4. 次のコマンドを実行してPatchをインストールします。
# rpm -ivh SProtectLinux_2.5_suse_en_patch2.rpm |
5. ServerProtectサービスを開始します。
# /etc/init.d/splx start |
【Debianプラットフォームの場合】
1. rootでログオンします。
2. Patchパッケージ (SProtectLinux_2.5_debian_en_patch2.deb) をServerProtectサーバの一時フォルダにコピーします。
3. ServerProtectサービスを停止します。
警告:次のコマンドを実行すると、ServerProtectのサービスがアンロードされます。その間、システムのウイルス保護は無効になります。
# /etc/init.d/splx stop |
4. 次のコマンドを実行してPatchをインストールします。
# dpkg -i SProtectLinux_2.5_debian_en_patch2.deb |
5. ServerProtectサービスを開始します。
# /etc/init.d/splx start |
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■インストールの確認手順
インストールおよびアップデートの確認手順は次の通りです。
1. 次のコマンドを実行してMD5をチェックし、本Security Patchが正常にインストールされたことを確認します。
# cd /opt/TrendMicro/SProtectLinux/SPLX.httpd/bin/ # md5sum libcrypto.xo.0.9.6 |
2. splxhttpdのバージョンが正しいことを確認してください。
# /opt/TrendMicro/SProtectLinux/SPLX.httpd/bin/splxhttpd -v |
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■インストールの確認手順
本Patchのインストール後に次の操作を実行して、Patchが正常に適用されたことを確認します。
【Red Hat/SUSEプラットフォームの場合】
1. 次のコマンドを実行します。
# rpm -qa |grep splx-2.5-p2
2. Patchが正しくインストールされた場合、次のメッセージが表示されます。
splx-2.5-p2-1.0-1096
【Debianプラットフォームの場合】
1. 次のコマンドを実行します。
# dpkg -l |grep splx-2.5-p2
2. Patchが正しくインストールされた場合、次のメッセージが表示されます。
splx-2.5-p2-1.0-1096
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■インストールの後に
インストールを行なった後に、ウイルスパターンファイルおよびウイルス検索エンジンのアップデートを行なうことを強くお勧めします。最新のウイルスに対応するために、ウイルス検索エンジン、ウイルス検索パターンファイルを、常に最新の状態に保っていただく必要があります。
製品Q&A:5174「検索エンジンの手動更新方法」
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■設定
インストール後の設定は必要ありません。
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■アンインストール(ロールバック)手順
インストール前の状態にロールバックするには、次の手順に従ってください。
【Red Hat/SUSEプラットフォームの場合】
次のコマンドを実行します。
# rpm -e splx-2.5-p2
【Debianプラットフォームの場合】
次のコマンドを実行します。
# dpkg --purge splx-2.5-p2