■概要
古いウイルスパターンファイルを定期的に削除する機能(purgefileモジュール)において削除対象のウイルスパターンファイルを特定する判断基準に誤りがありました。
このため、ウイルスパターンファイルのアップデートにおいて、ウイルスパターンファイルの先頭にある数字が「2.9xx.xx」から「3.1xx.xx」に変更する際に最新のウイルスパターンファイルである「3.1xx.xx」が繰り返し削除される現象が発生します。
■影響を受ける恐れのあるバージョン
トレンドマイクロでは、次の製品において「ウイルスパターンファイル番号の先頭にある数字の変更とともにウイルスパターンファイルのダウンロードができない現象」の影響について確認しています。
プロダクト名 | 影響有無 |
InterScan VirusWall for Small and Medium Businesses | 影響なし |
InterScan VirusWall for Small and Medium Businesses | 影響あり |
■トレンドマイクロ製品による対策
トレンドマイクロでは、本現象に修正プログラム(Patch3)を用意しています。
次のファイルは「最新版ダウンロード」からもダウンロードできます。
InterScan VirusWall for Small and Medium Businesses 5.0 Linux版 | ||||
プロダクト | バージョン | サイズ | 日付 | ユーザ・ガイド |
Patch3 | 5.0 | 7.7MB (8,041,572 bytes) | 2006/11/01 |
■寄せられる質問
1. Q. 「ロール番号」とは何を表している用語ですか。
A. ウイルスパターンファイルの先頭にある数字を、「ロール番号」と表記します。
パターンファイルの表示形式の各番号は、以下のような3つの意味を持っています。
[ロール番号] . [パターンファイルのバージョン] . [ビルド番号]
o ロール番号:
パターンファイルのバージョンが規定の900番台のある数字(※)を超えた場合に、
何巡目かを示す数字
o パターンファイルのバージョン:
パターンファイル lpt$vpn.### の拡張子部分と同じ3桁の数字
o ビルド番号:
パッチまたは特別なリリース番号を示す2桁の数字
※この数字は弊社で定めます。