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リアルタイム検索 / ScanNowの「検索処理の設定」で、ウイルス感染が検出されたファイルに対しての処理を選択することができます。



各種設定の役割は、以下の通りです。
[システム感染型ウイルス] に関しては、「自動駆除」と「放置(手動処理)」のいずれかのみ選択可能です。特別な事情が無い限りは、初期設定の「自動駆除」での運用を推奨します。

[ファイル感染型ウイルス]に関しては、まず「トレンドマイクロの推奨処理」または「検索処理をカスタマイズする」のいずれかを選択します。
「トレンドマイクロの推奨処理」を選択した場合、検出されたウイルスのタイプによって処理が自動選択されます。どのタイプのウイルスがどのような処理を実施されるかは、「ウイルスタイプ別の推奨処理を適用する」リンクをクリックして確認できます。

「検索処理をカスタマイズする」を選択した場合、[ファイル感染型ウイルス]と[マクロウイルス]で個別の処理を設定できます。
「ウイルス検出時の処理」(1次処理)として、「ウイルス駆除」を選択した場合のみ、「ウイルス駆除に失敗した場合の処理」を選択できます。

・放置(手動処理): 処理を実行せずファイルをそのままにします。ただしウイルスが検出されたことはログエントリとして記録されます。

・削除: 検出されたファイルを削除します。

・拡張子変更:検出されたファイルの拡張子を .vir に変更し、ファイルを実行したり開いたりできないようにします。.vir の拡張子が付いた同じ名前のファイルがすでにある場合は .vi1、.vi2~.v99 とファイル名が変更されます。

・隔離: 検出されたファイルを指定したディレクトリに移動します。移動先の初期設定は、「C:¥Program Files¥Trend¥SProtect¥Virus」フォルダです。[隔離ディレクトリ] で [...] ボタンをクリックし、移動先を任意のローカルディレクトリに変更することもできます。

・ウイルス駆除: 検出されたファイルからウイルスコードを取り除きます。ウイルス駆除過程で元のファイルが壊れて使用できなくなることもあるので、駆除前にファイルのバックアップコピーをとることができますので、[ウイルス駆除前に感染ファイルのバックアップを作成する] オプションを有効にすることをおすすめします。

※ 駆除可能なウイルスとは、システムファイル等に感染コードを埋め込むタイプの「ファイル感染型ウイルス」のみです。それ以外のタイプのウイルスは、ファイルそのものが不正プログラムになりますので駆除はできません。ファイル感染型以外のウイルスを検出した場合には必ず駆除失敗となりますが、「ウイルス駆除に失敗した場合の処理」が適切に行われていれば問題はありません。

***注意***
1)移動したファイル、またはバックアップしたファイルがウイルス感染している場合、リアルタイム検索または手動検索実行時にウイルス感染のアラート(警告)が発せられます。隔離ディレクトリ/バックアップディレクトリの下にある、「手動/タスク検索実行時に検索対象から除外する」にチェックを入れて検索タスク実行中に該当ディレクトリが検索されないようにしてください。または定期的に隔離ディレクトリ/バックアップディレクトリ内のファイルを削除することをお勧めします。
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2) ダイアログボックス下部の[適用する検索の種類] グループにある、設定適用の対象となる検索の種類はチェックボックスで設定できますが、このダイアログボックスを呼び出した検索以外にのみチェックを入れて適用しても、実際にはリアルタイム検索とScanNowのどちらにも同じ設定が適用されます。

3) ウイルス検索時の処理は、リアルタイム検索とScanNowで個別に設定可能ですが、隔離ディレクトリ/バックアップディレクトリの設定は別個に設定する事はできず、どちら側で設定した場合でも両方の検索に同じ設定が適用されます。