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コンテンツフィルタのキーワードルールに、下記の様なキーワードを設定すると、ルールの一致が大量に検出されることによってメモリの使用率が上がり、パフォーマンスに影響する場合があります。
結果としてコンテンツフィルタでの検索に数十秒以上の時間がかかることになるため、使用しないことをお勧めします。

①先頭や末尾に「.*」を含むキーワードを設定

(例)
.*ABC
ABC.*
.*ABC.*

これは正規表現の実装上の仕様です。
このような場合、先頭および末尾の「.*」を削除してください。
(例)
.*ABC → ABC
ABC.* → ABC
.*ABC.* → ABC

先頭および末尾の「.*」を削除しても、以下の例のようにコンテンツフィルタの検索結果は全く変わりません。
(例)

     
 

キーワード

検索対象文字列

.*ABC

ABC.*

.*ABC.*

ABC

ABC

○一致

○一致

○一致

○一致

123ABC

○一致

○一致

○一致

○一致

ABC123

○一致

○一致

○一致

○一致

123ABC456

○一致

○一致

○一致

○一致

123 ABC 456

○一致

○一致

○一致

○一致

A123BC

×不一致

×不一致

×不一致

×不一致

先頭や末尾に「.*」を付けている場合、その部分の評価で無駄な処理が行われます。パフォーマンス上特に問題が起こっていない場合でも、先頭や末尾の「.*」は必ず削除してください。

②先頭や末尾に「.+」を含むキーワードを設定

③先頭や末尾に\s*を含むキーワードを設定

④先頭や末尾に\S*を含むキーワードを設定

⑤1つのキーワード内に複数の「+」又は「*」を設定

⑥1つのキーワード内に複数の「{n, m}」を設定

特に、任意文字の指定範囲回数の繰り返しを意味する".{n, m}"の複数回の指定は、検索処理に時間を要する可能性があります。

⑦その他

一つのキーワードルール内に多量のキーワードを追加した場合、上記正規表現を用いらない場合でもパフォーマンスの上昇を招く可能性があります。
キーワード数が逓増していかないよう、正規表現を用いて複数のルールをまとめる等、登録する内容をご検討下さい。