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はじめに

 
ビジネスセキュリティクライアントをインストールするには、複数の方法が用意されています。
ここで紹介する方法は、ログオンスクリプトを利用して一度に多くのクライアントをインストールできる方法です。
 
 

ログオンスクリプトとは

 
Windowsに付属の機能です。詳しくはMicrosoft社のホームページなどの技術情報をご覧ください。ビジネスセキュリティでこの機能を利用する場合、設定しやすくするためのツールが用意されています。
 
 

ログオンスクリプトを使用したインストールの特徴

 
ビジネスセキュリティサーバ側で予め設定しておくことで、複数のコンピュータへ自動的にビジネスセキュリティクライアントをインストールすることが可能です。
  
 

インストールする時の注意事項

 
次の事項に注意してインストールを実施します。
 
  • 本インストール方法を使用するには、ドメイン環境である必要があります。WorkGroup環境では使用できません。
     
  • 複数のコンピュータが同じ時間帯にログオンする場合は、ネットワーク負荷が増加する可能性がありますので、ご注意ください。(ログオンしたそれぞれのコンピュータへサーバからインストール用のファイルが一斉にコピーされるためです)
 
 

操作手順

 
ビジネスセキュリティサーバをインストールしたコンピュータで作業を行います。
 
  1. ビジネスセキュリティサーバ上で、次のファイルをダブルクリックします。

    <インストール先フォルダ>¥Security Server¥PCCSRV¥Admin¥SetupUsr.exe

      

     
    ※<インストール先フォルダ>は、初期設定の場合下記のとおりです。
    <C:¥Program Files¥Trend Micro>
     
     
  2. システムログオンスクリプトのウィンドウが開きます。
     
    ネットワーク上の全てのドメインがツリー形式で表示されますので、 ツリーの中からビジネスセキュリティクライアントをインストールする ユーザの所属するドメインを探します。
     
    該当のドメインの配下のドメインコントローラサーバを選択し、「選択」ボタンをクリックします。
     

     
    ※上記の例では「TSET」というドメイン名を管理している「JP-***」というサーバを選択しています。
     
     
  3. 選択したドメインコントローラサーバにログインする為のユーザ名と パスワードを入力し、「OK」ボタンをクリックします。
     

     
     
     
  4. ドメインコントローラに登録されたユーザ名の一覧が表示されます。
     
    ビジネスセキュリティクライアントをインストールしたいユーザを選択し、「追加」ボタンをクリックし、”選択したユーザ”欄へユーザを追加していきます。
     

     
    ※上記の例では「testuser」というユーザ名を追加しています。

    • 一部のユーザのログオンスクリプトを変更するには、左側のリストで該当するユーザを選択し、[追加] をクリックします。
       
    • すべてのユーザのログオンスクリプトを変更するには、[すべて追加] をクリックします。
       
    • すでにコンピュータを変更したユーザを削除するには、右側のリストからユーザを選択し、[削除] をクリックします。
       
    • 選択したユーザをすべて削除するには、[すべて削除] をクリックします。
     
     
  5. インストールしたいユーザを登録し終えたら、「適用」ボタンをクリックします。
     

     
     
  6. サーバのログオンスクリプトが正常に設定されたことが示されます。
     

     
     
  7. 「終了」ボタンをクリックし、画面を閉じます。
 
 
操作は以上で終了です。
 
設定したユーザが次回ログオンする時に、ビジネスセキュリティクライアントがインストールされます。