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■Security Patch 1とは
特殊なMIME形式のメールの添付ファイルにウイルスが感染していた場合、InterScan for Domino 3.0(以下、InterScan)で特殊なウイルスが検出されない問題を含むリリース以降からビルド 3307までを含む累積的な修正プログラムです。

■インストールの前に

インストールを行なう前に、付属のReadmeファイルおよび管理者ガイドをお読みください。InterScanのご利用にあたり重要な情報が記載されています。

■最新版ダウンロード

次のファイルは「最新版ダウンロード」からダウンロードできます。

InterScan for Domino 3.0 Windows版 Security Patch

プロダクト

バージョン

サイズ

日付

ユーザ・ガイド

isd30_lin_SecurityPatch1.tar.gz

Linux

3.0

547 KB (560,736 bytes)

2005/06/01

Readme

■インストール手順
Security Patch 1(3.0-Build_3307)のインストール手順は次の通りです。

<事前作業>
Security Patch 1(3.0-Build_3307)のインストールする前に、次の操作を実行してください。

    1. Dominoサーバにrootとしてログオンします。

    2. Dominoコマンドコンソールで、次のコマンドを実行してInterScanのリアルタイム検索機能を停止します。

    tell smdreal quit

警告:
本Patchの適用は、次のようなリスクを避けるため週末などの営業時間外に行うことをお勧めします。
本Patchの適用作業中は、ご使用のDomino環境が一時的に保護されない状態になります。
また、本Patch適用の過程でリアルタイム検索機能を停止すると、[メール検索タスクが実行されていない場合メールを配信しない] が有効になっている場合、mail.boxにメールが滞留し、ステータスがHOLDになります。HOLDになったメールはリアルタイム検索を起動後手動で再送する必要があります。また滞留メールが多い場合、一時的に負荷が高くなる可能性があります。


<Security Patch 1インストール作業>

    1. 本Patch isd30_lin_SecurityPatch1.tar.gzを一時フォルダに展開します。

    2. バイナリファイルlibsmdreal.soを、libsmdreal.so.bkなどに名前を変更してバックアップします。

    3. 本Patchのlibsmdreal.soファイルを次の場所にあるDominoプログラムフォルダにコピーします。

    /opt/trend/SMD/program/V3.0.0.1685/

    4. Dominoコンソールから、次のコマンドを実行します。

    chmod 755 /opt/trend/SMD/program/V3.0.0.1685/libsmdreal.so

    5. Dominoコンソールから、次のコマンドを実行してリアルタイム検索機能を起動します。

    load smdreal

■予想適用時間
平均 6 分間

*
検証環境における修正プログラム適用に要した時間を記載したものです。ネットワーク環境や適用するコンピュータの性能などによって適用時間は異なります。あくまでも目安としてご利用ください。

■アンインストール(ロールバック)手順

Security Patch 1(3.0-Build_3307)を削除して以前の状態にロールバックするには、次の手順に従ってください。

    1. 全ての起動中のNotesクライアントとアカウントのセッションを停止します。

    2. Dominoサーバコンソールから、次のコマンドを実行してInterScanリアルタイム検索機能を停止します。

    tell smdreal quit

    3. インストール手順2でバックアップを取ったファイル (例:libsmdreal.so.bk)を、libsmdreal.soに上書きします。

    4. Dominoコンソールから、次のコマンドを実行してリアルタイム検索機能を起動します。

    load smdreal

■修正される既知の問題
本Security Patch 1(3.0-Build_3307)の適用により修正される既知の問題は次のとおりです。

InterScan for Domino 3.0 Linux版 Security Patch 1

項番

製品Q&A

問題内容

   

1

-

特殊なMIME形式のメールの添付ファイルにウイルスが感染していた場合、InterScan 3.0
で特殊なウイルスが検出されませんでした。
本Patchを適用することによって、特殊なMIME形式のメールの添付ファイルにウイルスが感染している場合もInterScanでウイルスが検出されるようになります。

   

■変更されるファイル一覧
Security Patch 1(3.0-Build_3307)インストールにより次のファイルが変更されます。Security Patch 1(3.0-Build_3307)のインストールトラブルに備え、各種ファイルのバックアップを行ってください。バックアップしたファイルはシステムのリカバリに使用することが可能です。

ファイル名

日付/サイズ

Build番号

機能

isd30_lin_SecurityPatch1.tar.gz

2005/06/01
560,736

3307

 

libsmdreal.so

2005/05/10
2,447,036

3.0.1.3307

-