■Patch 1とは
Patch 1とは、InterScan Messaging Security Suite(以下 InterScan MSS) 5.18 Windows版リリース以降から下記ビルドまでのHotFixを含む累積的な修正プログラムです。
InterScan MSS 5.18 Windows版 Patch1収録ビルド
モジュール |
Build番号 |
InterScan MSSモジュール |
5.18.0.1033 |
検索モジュール(CIS_DLL.dll) |
1.1.0.1248 |
メッセージモジュール(TMMSG60.dll) |
1.1.0.1279 |
Trend Micro Control Managerエージェント(libEN_Product.dll) |
1027 |
eManagerモジュール |
1123 |
■インストールの前に
インストールを行なう前に、付属のReadmeファイルおよび管理者ガイドをお読みください。InterScan MSSのご利用にあたり重要な情報が記載されています。
■事前準備
Patch 1のインストールトラブルに備え、各種ファイルのバックアップを行ってください。バックアップしたファイルはシステムのリカバリに使用することが可能です。
製品Q&A:4991「InterScan Messaging Security Suiteのバックアップとリカバリ方法」
■最新版ダウンロード
次のファイルは「最新版ダウンロード」からダウンロードできます。
InterScan Messaging Security Suite 5.18 Windows版 Patch | ||||
プロダクト |
バージョン |
サイズ |
日付 |
ユーザ・ガイド |
imss518_win_patch1.zip |
5.18 |
2.69 MB (2,829,297 bytes) |
2005/05/25 |
■インストール手順
本Patch 1(5.18-Build_1032)のインストール手順は次の通りです。
1. 本Patchを任意のディレクトリに解凍します。
2. Patchのインストールスクリプトが格納されたディレクトリから、次のファイルを実行します。
IMSS518JPN_patch1.exe
註)Patch1 よりも新しい HotFix が適用されている環境では適用に失敗します。
3. 画面の指示に従ってPatchをインストールします。
このスクリプトの実行により、次の作業が自動で実行されます。
• InterScan MSS全サービスの停止
• 置換するモジュールのバックアップ
• Patch 1 の適用
• InterScan MSSサービスの再起動
4. 使用許諾が表示されます。使用許諾に同意できる場合、「同意」キーを押下してください。
5. 「パッチ/HotFix 20050203 を適用する」を選択し、「次へ」を押下してください。
6. 適用が完了し、完了画面が表示されます。
■予想適用時間
平均 5 分間
*検証環境における修正プログラム適用に要した時間を記載したものです。ネットワーク環境や適用するコンピュータの性能などによって適用時間は異なります。あくまでも目安としてご利用ください。
■インストールの確認手順
インストールおよびアップデートの確認手順は次の通りです。
1. Webブラウザを起動し、ポート番号 (:8081) をつけたInterScan MSSのURLを入力します。IPアドレスの部分は、InterScan MSSのFQDN名またはIPアドレスのいずれかを入力します。
http://(InterScan MSSのIPアドレス):8081/IMSS.html
https://(InterScan MSSのIPアドレス):8445/IMSS.html
2. InterScan MSSの管理コンソールにはパスワードが設定されています。初期設定ではInterScan MSSの管理コンソールのパスワードは設定されていません。
3. 管理コンソールにログイン後、表示される下記情報を参照してください。
■インストールの後に
インストールを行なった後に、ウイルスパターンファイルおよびウイルス検索エンジンのアップデートを行なうことを強くお勧めします。最新のウイルスに対応するために、ウイルス検索エンジン、ウイルス検索パターンファイルを、常に最新の状態に保っていただく必要があります。
製品Q&A:6968「パターンファイルと検索エンジンのアップデート方法」
■アンインストール手順
1. インストールの時と同様に、次のファイルを実行します。
IMSS518JPN_patch1.exe
2. インストール時の手順 5 の画面で、「パッチ/HotFix のイメージにロールバックする」を選択し、
ロールバックする番号を選択します。
3. インストール時と同様にサービスの再起動などが行われ、Patch1 がアンインストールされます。
■修正される既知の問題
本Patch 1(5.18-Build_1032)の適用により修正される既知の問題は次のとおりです。
InterScan Messaging Security Suite 5.18 Windows版 Patch1 | ||||
項番 |
製品Q&A |
問題内容 | ||
1 |
- |
通知メッセージの件名フィールドが日本語とASCII文字で構成されていて非常に長い 場合、ASCII文字が正しく表示されない問題離フォルダに保存できなくなったことを通知するイベントのコード451が返信されるようになります。 | ||
2 |
- |
Windowsのイベントログにデバック情報が出力される問題 | ||
3 |
- |
不正なBinHexをデコードした場合、サービスが停止してしまう問題 | ||
4 |
- |
eManagerのログにポリシー名が正しく出力されない問題 | ||
5 |
- |
Windows Server 2003にインストールされている場合、Trend Micro Control Manager (以下、Control Manager) サーバ上のOS情報にWindows NTと表示されてしまう問題 | ||
6 |
- |
マイクロソフト社のセキュリティ更新プログラム(KB835732または840987)を適用するとサービスが停止してしまう問題 | ||
7 |
- |
ウイルス対策フィルタとスパムメール対策フィルタの両方に合致した場合に送信される通知メールに、ウイルスコードが含まれる問題 | ||
8 |
- |
メールの件名フィールドに日本語が含まれている場合、コンテンツフィルタのキーワードに一致せずメッセージがブロックされない問題 | ||
9 |
- |
特定の環境下で、送信後のメールファイルの削除に失敗する場合がある問題 |
■変更されるファイル一覧
本Patch 1(5.18-Build_1032)インストールにより次のファイルが変更されます。本Patch 1(5.18-Build_1032)のインストールトラブルに備え、各種ファイルのバックアップを行ってください。バックアップしたファイルはシステムのリカバリに使用することが可能です。
ファイル名 |
日付/サイズ |
Build番号 |
機能 |
imss518_win_patch1.zip |
2005/05/25 |
1032 | |
Isnt5jpn.dll |
2005/01/20 |
5.18.0.1032 |
- |
IsntSmtp.exe |
2004/12/17 |
5.18.0.1028 |
InterScan MSS メインモジュール |
IsntMDA.dll |
2005/01/20 |
5.18.0.1032 |
- |
aphost.exe |
2005/01/31 |
5.18.0.1033 |
管理コンソール補助モジュール |
main.htm.xhtml |
2005/01/24 |
* |
管理コンソール内設定画面 |
product_register.htm.xhtml |
2005/01/24 |
* |
管理コンソール内設定画面 |
CIS_DLL.dll |
2005/01/14 |
1.1.0.1248 |
検索モジュール |
TMMSG60.dll |
2004/10/28 |
1.1.0.1279 |
InterScan MSS関連ライブラリ |
issmtper5.dll |
2004/08/26 |
5.18.0.1026 |
InterScan MSS関連ライブラリ |
arrow_down.gif |
2004/03/11 |
* |
管理コンソール用画像データ |
arrow_up.gif |
2004/03/11 |
* |
管理コンソール用画像データ |
em_err_msg.js |
2004/07/20 |
* |
eManager関連JavaScriptファイル |
emJavaScript.js |
2004/07/19 |
* |
eManager関連JavaScriptファイル |
dmc_comm.dll |
2003/05/22 |
* |
eManager関連ライブラリ |
dmc_dtct.dll |
2004/07/19 |
* |
eManager関連ライブラリ |
dmc_txdoc.dll |
2003/06/30 |
* |
eManager関連ライブラリ |
dmc_txif.dll |
2003/05/22 |
* |
eManager関連ライブラリ |
dmc_txli.dll |
2003/05/22 |
* |
eManager関連ライブラリ |
dmc_txpdf.dll |
2003/01/06 |
* |
eManager関連ライブラリ |
dmc_txppt.dll |
2004/03/18 |
* |
eManager関連ライブラリ |
dmc_txxls.dll |
2004/07/23 |
* |
eManager関連ライブラリ |
em_core.dll |
2005/01/20 |
5.22.0.1123 |
eManager関連ライブラリ |
em_plgin.dll |
2005/01/20 |
5.22.0.1123 |
eManager関連ライブラリ |
em_ui.dll |
2004/11/05 |
5.22.0.1107 |
eManager関連ライブラリ |
em_wizrd.dll |
2004/11/05 |
5.22.0.1107 |
eManager関連ライブラリ |
libEN_Product.dll |
2004/12/15 |
5.18.0.1027 |
Control Managerエージェントライブラリ |
■Patch1 よりも新しい build をご利用の場合
Patch1 よりも新しい build をご利用の場合には、下記のエラーが発生しPatch1 の適用に失敗いたします。
この場合には、下記の手順にて Patch1 を適用する必要があります。
1. 該当 HotFix のアンインストール
※HotFix の exe を実行することでアンインストール可能です
2. Patch1 の適用
3. 該当 HotFix の再適用