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Microsoft Edgeを使った管理コンソールの表示はビジネスセキュリティ 9.0 SP2以降で対応しています。

[ケース1]
ビジネスセキュリティサーバのコンピュータ名にアクセスする際の名前解決に失敗した場合

 
管理コンソールを開くURLに、ビジネスセキュリティサーバのコンピュータ名が含まれている場合、そのコンピュータ名に対する名前解決に失敗することで、管理コンソールが開けない場合があります。

(管理コンソールを開く際に、コンピュータ名とIPアドレスのどちらを利用するかは、ビジネスセキュリティサーバをインストールする際に選択します。)
 
次の手順でURLのコンピュータ名の部分をIPアドレスに書き換えることで、
管理コンソールを開けるかどうか確認してください。

操作方法

 
ビジネスセキュリティサーバのコンピュータ名が『TestServer』、IPアドレスが『192.168.1.1』、SSLが有効である場合を例にして説明します。
 
  1. 管理コンソールを開けない事を確認します。
     

     
     
  2. URLのコンピュータ名の部分をIPアドレスに入力し直します。
     

            ↓

     
     
  3. Internet Explorer(ブラウザ)の「更新」ボタンをクリックし、管理コンソールを開けるかどうか確認します。
 
 
上記の操作で現象回避する場合は、ネットワーク内のコンピュータ名の名前解決の失敗が原因です。根本の原因を解決する必要がありますので、ネットワーク管理者に名前解決の問題を解消するよう伝えてください。
 
 

[ケース2]
ファイアウォールにより、ビジネスセキュリティサーバへの通信がブロックされた場合

  
管理コンソールを開くには、管理コンソールを開きたいコンピュータから、ビジネスセキュリティサーバ内のファイルへアクセスできる必要があります。
 
ここで、次のような条件下でビジネスセキュリティを使用する環境内にファイアウォール機能が存在する場合、管理コンソールへアクセスする際に必要な通信がブロックされる事により、管理コンソールが開けない事があります。

よくある例
 

  • 管理コンソールを開きたいコンピュータ上、またはビジネスセキュリティサーバのコンピュータ上でWindowsファイアウォールやサードパーティ製のファイアウォールが動作している
     
  • ビジネスセキュリティサーバと管理コンソールを開きたいコンピュータとの間にサードパーティ製ファイアウォール製品が設置、あるいは動作している
     
  • ビジネスセキュリティサーバと管理コンソールを開きたいコンピュータとの間にルータが設置され、そのルータに付属しているファイアウォール機能が動作している
     
このような環境の場合、ファイアウォールによる影響かどうか切り分ける為に、該当のファイアウォール機能を一時的に停止、または無効にすることで現象回避できるかどうか確認してください。
 
 
現象回避できた場合は、ビジネスセキュリティサーバへのアクセスに必要な通信及びポート番号をファイアウォールで制限しないよう除外設定してください。
 
(ファイアウォールの操作、設定方法などは各メーカーへお問い合わせください。)

ビジネスセキュリティサーバへアクセスするのに必要な通信、ポート番号の確認方法は次の製品Q&Aを参照してください。
 
 

[ケース3]
ビジネスセキュリティサーバ、あるいはWEBサーバのサービスが停止している場合

 
管理コンソールを開くなど、ビジネスセキュリティサーバに関わる機能を使うには、以下のサービスが動作している必要があります。
 

  • ビジネスセキュリティサーバのサービス
    -Trend Micro Security Server Master Service
     
  • Webサーバのサービス 
    -World Wide Web Publishing Service (World Wide Web発行サービス)…WebサーバにIISを選択した場合 
    -Apache … WebサーバにApacheを選択した場合
 
 
上記サービスのいずれかが、停止していると管理コンソールは開きません。
 
 
ビジネスセキュリティサーバがインストールされているコンピュータ上で、これらのサービスが停止している場合はサービスを開始し、管理コンソールを開けるかどうか確認してください。 

操作方法

 
  1. キーボードの「Windows」キーと「R」キーを同時に押し、「ファイル名をして実行」の入力欄に「services.msc」入力し「OK」ボタンをクリックします。
     

     
     
  2. 「サービス」が開きますので、各サービスの稼動状況を確認します。

    下記の例は、「Trend Micro Security Server Master Service」です。
    「状態」の項目に「開始」または「実行中」と記載されていれば正常です。


     
  3. 下記の例のように「状態」の項目が“空白”の場合はサービスが停止していますので、該当のサービスを選択した状態で、メニューバーにある「サービス開始ボタン」をクリックします。
     

     
     
  4. サービスが開始されることを確認し、その後管理コンソールを開けるかどうか確認します。
     
本項目で紹介したのは、あくまでもサービスの状態の確認方法と起動方法です。
サービスが停止していた根本の原因、またはサービスを開始出来ない原因を確認するには、 更なる切り分けや調査などが必要です。
 
次の製品Q&Aを参考に発生条件や現象の再現性を可能な範囲で確認した上で、サポートセンターまでお問い合わせください。
 

[ケース4]
管理コンソールを開くために必要なファイルへリダイレクトが出来ない場合

 
スタートメニューやデスクトップ上のショートカットアイコンから管理コンソールを起動する時は、まず初めに「default_SMB.htm」ファイルが実行され、次に「cgiChkMasterPwd.exe」が実行され、そして管理コンソールが表示されます。
 
(「default_SMB.htm」ファイルには、「default_SMB.htm」が実行されると、そのまま「cgiChkMasterPwd.exe」を実行(リダイレクト)させるような命令が記載されています)

「cgiChkMasterPwd.exe」へリダイレクト出来ない場合は管理コンソールを開けません。
次の手順でURLを書き換えることで、管理コンソールを開けるか確認してください。
 

操作方法


ビジネスセキュリティサーバのコンピュータ名が『TestServer』、SSLが有効である場合を例にして説明します。
 
  1. 管理コンソールを開けない事を確認します。
     
  2. Internet ExplorerなどブラウザのURL欄を確認します。
     
  3. 記載されたURLが次のURLの状態で表示が止まっている場合は、

    http://*******/officescan/default_SMB.htm

    以下のURLを上書きします

    http://*******/SMB/console/html/cgi/cgiChkMasterPwd.exe
     

     
                          ↓
     

     
  4. Internet Explorer(ブラウザ)の「更新」ボタンをクリックし、管理コンソールを開けるかどうか確認します。
     

本項目で紹介している内容は、あくまでも管理コンソールを開くための現象回避方法です。
 
 
リダイレクトできない根本の原因を調査、解決する場合はサポートセンターまでお問い合わせください。

 
 

[ケース5]
Webサーバを使用する他のアプリケーションが、ビジネスセキュリティサーバで使用するWebサーバのポート番号と競合している場合

 
ビジネスセキュリティでは、管理コンソールでの管理や配下のビジネスセキュリティクライアントとの通信のやりとりをするのに、Webサーバ(IISやApache)を使用しています。
 
ビジネスセキュリティだけではなく、他のアプリケーションでもWebサーバを使用しており、さらに使用しているポート番号が重複している場合、本現象が発生する場合があります。
 

よくある例
 

  • IISとIISを使用するWebアプリケーションを導入している環境へ、ビジネスセキュリティサーバを後からインストールし、ビジネスセキュリティの使用するWebサーバにもIISを選択した
     
  • ビジネスセキュリティサーバを導入している環境へ、あとからWebサーバを使うアプリケーションを導入した
     
  • IISの既定のWebサイト(80番ポート)へビジネスセキュリティサーバをインストールしたが、他のWebアプリケーションも既定のWebサイト(80番ポート)を使用している
上記のような環境の場合は、他のWebアプリケーションによる影響かどうか切り分ける為に、ビジネスセキュリティサーバと該当Webアプリケーションが使用するポート番号をそれぞれ確認してください。
 
 
もし重複している場合は、該当Webアプリケーションを一時的に停止する操作などを行い、使用しているポート番号を解放することで現象回避できるかどうか確認してください。
 
ビジネスセキュリティサーバへアクセスするのに必要な通信、ポート番号の確認方法はこちらを参照してください。
 
現象回避できた場合は、ビジネスセキュリティサーバ、あるいは他のWebアプリケーションの使用するポート番号を重複しないように変更してください。
 
※ビジネスセキュリティサーバ側の使用ポート番号を変更する場合は、再インストールが必要です。