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「リターンコード1722 / 1726」はネットワークトラブルによるエラー番号ですので、以下のような原因が考えられます。
  1. RPCサービスが利用できない場合
  2. 通信対象のコンピュータとRPC通信が行えない場合
  3. インフォメーションサーバと一般サーバ間のPROXYサーバなどに問題が発生している場合
  4. インフォメーションサーバと一般サーバが異なるネットワークセグメントに配置されている場合

解決方法

1.RPCサービスが利用できない場合

サービスの「Remote Procedure Call」が開始されていない場合は開始して改善されるかご確認ください。
既にサービスが開始されている場合はOSの再起動により改善されるかご確認ください。
※サービスが停止している場合の起動方法についてはマイクロソフト社までご確認ください。

2.通信対象のコンピュータとRPC通信が行えない場合

ServerProtectでは主にコンピュータ名を使用したRPC通信を行っています。そのため、通信先のコンピュータとの名前解決ができないような環境の場合も、「リターンコード1722」が出力されます。
hostsファイルやDNSなどによって、インフォメーションサーバと一般サーバがホスト名を使用した通信ができるように設定してください。

3.インフォメーションサーバと一般サーバ間のPROXYサーバなどに問題が発生している場合

インフォメーションサーバと一般サーバ間にプロキシサーバを利用されている場合は、プロキシサーバが正常に動作しているかご確認ください。また双方で名前解決がなされているかご確認ください。

インフォメーションサーバ・一般サーバ間の通信に一般的なHTTPプロキシサーバなどを使用することはできません。
プロキシサーバを使用する場合は、RPCを含めた全てのTCPプロトコルを仲介するプロキシサーバ(SOCKSプロキシサーバなど)をご用意ください。
※SOCKSプロキシサーバの設定はInternet Explorer側で行います。設定方法の詳細はMicrosoft社へご確認ください。
ServerProtect のインフォメーションサーバと一般サーバは前提として WAN 回線で接続する設計になっていないため、ServerProtect の管理コンソール上にはプロキシサーバの設定箇所はございません。

4.インフォメーションサーバと一般サーバが異なるネットワークセグメントに配置されている場合

基本的にServerProtect5では、インフォメーションサーバと一般サーバを別セグメントへ配置する事を推奨しておりません。
インフォメーションサーバと一般サーバは同じセグメントにあり、高速なネットワークで接続されている前提で設計されていますので、できる限りそれぞれのセグメントにインフォメーションサーバをご用意ください。
インフォメーションサーバを一般サーバと同一セグメント上に配置する事が困難な場合、インフォメーションサーバと一般サーバ間の通信がファイアウォール等でブロックされていないかご確認ください。