Trend Micro Management Infrastructureにて、使用されていない接続を一定時間が経過した後に切断するように定義しますと、ファイアウォールのTCPセッションタイムアウト設定に関連して発生する通信エラーを回避することができます。
以下の手順をApex Central サーバおよび、ファイアウォール経由で Apex Central サーバと通信する、すべてのApex Central ージェント上で実行します。
1. Trend Micro Management Infrastructureサービスを停止します。
2. メモ帳などのテキストエディタを使用して「TMI.cfg」ファイルを開きます。このファイルはWindows環境では「<install_dir>¥COMMON¥TMI」フォルダにあります。
<intall_dir>は、Apex Central サーバでは初期設定でC:¥Program Files (x86)¥Trend Micro、Apex Central サーバ以外ではC:¥Program Files¥Trend になります。
注意:TMI.cfgファイルに不適切な記述が含まれていると、Trend Micro Management Infrastructureサービスが起動しなくなる可能性があります。念のためTMI.cfgファイルを編集する前にバックアップを取得しておくことを推奨します。
3. CLOSE_IDLE_CONNパラメータの値を「1」に変更します。このパラメータを「1」に設定することにより、使用されていない接続の監視が有効になります。「0」に設定した場合、監視は無効になります。
CLOSE_IDLE_CONN=1
4. MAX_IDLE_TIMEパラメータの値を適切な値に変更します。このパラメータの初期設定値は300(秒)です。使用されていない接続があった場合、その接続は300秒後に切断されます。設定可能な値は1からファイアウォールのTCPセッションタイムアウトの設定値までです。
MAX_IDLE_TIME=300
5. Trend Micro Management Infrastructureサービスを開始します。