パターンファイルおよび検索エンジンアップデートに失敗する場合、下記の手順にてキャッシュファイルの削除を行うことにより、(キャッシュファイルに問題があった場合は)、パターンファイルおよび検索エンジンのアップデート時の問題が改善される可能性があります。
下記の手順にて、インフォメーションサーバ・一般サーバともにキャッシュ削除を行った後、再度アップデートもしくは配信ができるかお試しください。
手順の中にある「インストールフォルダ」は、初期設定の場合 C:\Program Files\Trend\SProtect となります。
インフォメーションサーバが保持するキャッシュファイルの削除
インフォメーションサーバが保持しているキャッシュファイルの内容が適切ではないと思われるときに行う操作です。
インフォメーションサーバがアップデートに失敗する(管理コンソールで[ダウンロード]ボタンを押しても失敗する)場合や、一般サーバに壊れたモジュールが配信されるなどして適切に一般サーバの配信が完了しない場合にも使用します。
- インフォメーションサーバのサービス"Trend ServerProtect Agent"を停止してください。
- 以下のフォルダ内にあるすべてのファイルとフォルダを削除してください。
<インストールフォルダ>\SpntShare\Engine\*
<インストールフォルダ>\SpntShare\Pattern\*
<インストールフォルダ>\SpntShare\server.ini
SpntShareフォルダ内の"ServerProtect"フォルダは削除しないでください。
特に以下のファイルはアップデートやプログラムの配信に必要となります。
(お使いのバージョンや条件によってはSpntShareフォルダ直下ではなく、サブフォルダに入っている場合もあります。また、公開時期などにより、ファイル名末尾1文字に差異がでることもあります。)
- auspnt50.zip
- spnt58j.zip
- 以下の場所にある一時ファイルを削除してください。
- <インストールフォルダ>\AU_Data\AU_Temp\*
<インストールフォルダ>\AU_Data\AU_Cache\* - <インストールフォルダ>\AU_Data\AU_Log\TempSave\*
- <インストールフォルダ>\AU_Data\AU_Temp\*
- インフォメーションサーバのサービス"Trend ServerProtect Agent"を起動させてください。
- 管理コンソールを開き、[アップデート]-[アップデート]ボタン-[ダウンロード]を押して、インフォメーションサーバにコンポーネントをダウンロードしてください。
ダウンロード操作を行わずに[配信]を押すと、配信するファイルがないことによるエラーが発生します。
一般サーバが保持するキャッシュファイルの削除
パターンファイルの配信に失敗した一般サーバで操作を行ってください。
- 一般サーバのサービス"Trend ServerProtect"を停止させてください。
-
以下のフォルダを削除してください。
- 32ビット版
<インストールフォルダ>\AC_Up-Rb.tmp\AU_Data\AU_Temp\*
- 64ビット版
<インストールフォルダ>\x64\AC_Up-Rb.tmp\AU_Data\AU_Temp\*
ヒント
上記フォルダが空の場合でも、"AU_Temp"フォルダ自体を削除する事によってアップデートの問題が改善できる可能性があります。
- 32ビット版
- 一般サーバのサービス"Trend ServerProtect"を起動させてください。