Server Tuner では、各パラメータを指定することで Apex One サーバのパフォーマンスを最適化することができます。
各セクションの説明
Server Tuner の各セクションの内容はつぎのとおりです。
各セクションのパラメータの説明については、本製品Q&Aの 「Server Tuner の実行手順と各パラメーターについて」をご確認ください。
[Server Tuner] コンソール
■ Download
エージェントは、Apex One サーバからのコンポーネントを正常にアップデートした後、Apex One サーバにアップデートが完了したことを通知します。
Apex One サーバが、アップデートが正常に完了したという通知をエージェントから受信するのを待つ最大分数を設定します。
また、Apex One サーバがエージェントにアップデートの実行と新しい環境設定の適用の通知を試行する最大回数を設定します。
Apex One サーバは、エージェントから通知を受け取らない場合にのみ通知を試行し続けます。
■ Network Traffic
任意の時刻に同時にコンポーネントをアップデートできるエージェントの数を指定することによって、Apex One サーバおよび、その他のアップデート元へのネットワークトラフィックの流れを制御します。
Server Tuner の実行手順と各パラメーターについて
以下に Server Tuner(SvrTune.exe)の実行手順と、各セクションのパラメータについて説明します。1. Apex One サーバで SvrTune フォルダに移動します。
<Apex One サーバインストールフォルダ>\PCCSRV\Admin\Utility\SvrTune
ウイルスバスターコーポレートエディションからのバージョンアップ時は”ApexOne”を ”OfficeScan”と読み替えてください。
C:\Program Files(x86)\Trend Micro\ApexOne
[Server Tuner] コンソール (操作画面) が開きます。
3. [Download] セクションで次の設定を変更します。
■ Timeout for client
この時間内にエージェントが応答しない場合、Apex One サーバはエージェントが最新コンポーネントに更新されていないと判断します。
通知されたエージェントがタイムアウトになると、通知を待っている別のエージェントへ処理が移行されます。
■ Timeout for update agent
通知されたエージェントがタイムアウトになると、通知を待っている別のエージェントへ処理が移行されます。
■ Retry count
■ Retry interval
4. [Network Traffic] セクションで次の設定を変更します。
■ Normal hours
■ Off-peak hours
■ Peak hours
■ Maximum client connections
上記の時間帯それぞれに対して、エージェントの最大数を入力します。
接続が最大数に達すると、アップデートが完了するかエージェントの応答が [Timeout for client] または [Timeout for update agent] フィールドで指定したタイムアウト値に達するかして、現在のエージェント接続が閉じた後に、次のエージェントがコンポーネントをアップデートできるようになります。
ウイルスバスター Corp. XG から Apex One のような、エージェントのバージョンアップ時は「Maximum client connections」の設定で配信数を制限することはできません。
一方、Apex One ビルド12380 から 12980 のような、エージェントのアップグレード時は「Maximum client connections」の設定で配信数を制限することができます。
Maximum client connections の設定における配信制御については下記製品 FAQ をご参照ください。
6. Apex One Master Service の再起動を求めるメッセージが表示されるので「はい」をクリックします。
Apex One Master Service の再起動後、設定はすぐに有効になります。
Apex One サーバ自体の再起動はされません。
※ Server Tuner の設定は保存してサービスは再起動しない場合は [いいえ] をクリックします。
設定を有効にするには、Apex One Master Service を再起動するか Apex One サーバがインストールされているコンピュータを再起動します。