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アップデート時の問題に関する調査では、以下の情報が必要となります。

1. OSの基本情報
(1) OSのバージョン情報
Red Hat Linux の場合:
# cat /etc/redhat-release

SuSE Linux Enterprise Server / Novell Linux Desktop の場合:
# cat /etc/SuSE-release

Debian Linux の場合:
# cat /etc/debian_version

(2) bootディレクトリの情報
# ls –al /boot

(3) splxサービスの現在の状態
# /etc/init.d/splx status

以上の情報を”GeneralInfo.txt”と言うファイル名のテキストファイルへまとめて出力してください。

(4) CDT(Case Diagnostic Tool)データの取得
# /opt/TrendMicro/SProtectLinux/SPLX.util/DiagnosticTool
Collecting product info...
Collecting system info...
Collect info success!

上記コマンド実行後、/var/log/TrendMicro/CDT_Data/ 配下にある下記のファイルを取得してください。
YYYYMMDD-hhmmss.tgz
(YYYYMMDD-hhmmss は、データを取得した日時[年月日-時分秒])
※ tgzファイルの中身は、ファイル名と同じ名前のディレクトリ内に保存されています。

2. システムのログファイル
初期設定では、/var/log/messages に記録されます。
ログローテートされたファイル(/var/log/messages.*)も含めて採取してください。

3. エラーメッセージ
アップデート時に出力されたエラーメッセージをテキストファイル等にコピーしてご提示ください。

4. アップデートのデバッグログ
(1) viなどのテキストエディタで、/opt/TrendMicro/SProtectLinux/aucfg.iniファイルの下記部分を編集します。
[debug]

;the higher level, the less info
;default is 5
level=-1
(上記の-1は、初期設定で5になっています。)

(2) SPLXサービスを再起動します。
# /etc/init.d/splx restart

(3) 問題を再現させます。

(4) デバッグログは、以下のファイルに記録されますので、このファイルを取得します。
/opt/TrendMicro/SProtectLinux/AU_Log/TmuDump.txt

(5) 手順(1)で書き換えた項目を元に戻します。
[debug]

;the higher level, the less info
;default is 5
level=5

(6) SPLXサービスを再起動します。
/etc/init.d/splx restart

5. プロキシやファイアウォールの設定/種類
プロキシサーバやファイアウォール等、アップデートに影響を与えている可能性があるデバイスやソフトウェア等の製品名/バージョン/設定内容等をできるだけ詳細にお伝えください。
また、可能であればアップデートを実行した時間帯でのこれらの製品のログも取得してください。