2つの回避方法がございます。
注意:以下のいずれも Apex Central の新規構築時に設定する事を前提としております。
既に Apex Central が複数のエージェントを管理している状況で以下の対策を講じた場合、管理下の全てのエージェントを再インストールもしくは再登録する必要があります。
[1] NAT変換後のIPアドレスを設定ファイル内で指定する
以下の環境例でご説明いたします。
Public Network Private Network
エージェント ← → NAT ← → Apex Central
IPアドレス A B’ B
Apex Central をIPアドレス指定でインストール後次の作業を行います。
1.¥Trend Micro¥COMMON¥TMI¥TMI.cfgの編集
HostID=<B'のアドレス>に変更
EnableIPTransparency=0 に変更
2.¥Trend Micro¥Control Manager¥SystemConfiguration.xmlの編集
<P Name="m_strWebServer_HostName" Value="<B'のアドレス>">に変更
3.TMI サービスを再起動
※MCP エージェント側で NAT 変換が行われている場合には、以下の製品 Q&A を参照の上設定を行ってください。
NAT環境のエージェントの設定
この後、エージェントのインストールを実行すると、Apex Central への登録が可能になります。
[2]FQDNを指定して Apex Central をインストールする
NAT を経由してアクセスするエージェントと、経由せずにアクセスするエージェントが混在する環境では、[1]の設定では対応できません。その場合は Apex Central をFQDNでインストールし、それぞれのエージェント側の名前解決を制御してください。
エージェント1 A ← → B' NAT ← → B Apex Central
エージェント2 A ← → B Apex Central
上の例では、NAT変換後のアドレスB'にアクセスするエージェント1と、実際のアドレスBにアクセスするエージェント2が存在します。この場合、エージェント1のサーバからの名前解決要求ではIPアドレスB'が、エージェント2のサーバからの名前解決要求ではIPアドレスBが、それぞれ Apex Central のFQDNに対して返されるように制御する必要があります。