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Apex One エージェントが管理コンソールから削除されるタイミングは以下の通りです。
 
  1. データベース管理のオフラインエージェントの自動削除機能が有効で、オフライン状態のまま指定した日数が過ぎた場合。
     
  2. エージェントのアンインストールを行った場合。
     
  3. エージェントの移動を行った場合。
     
  4. エージェントの削除を行った場合。
     
  5. エージェントのMACアドレスとホスト名が重複した場合。


    Apex One 以降では、エージェントの 「MAC アドレス」と「ホスト名」の両方が重複した場合、重複したエージェントは管理コンソールから自動で削除される設定になっています。この場合、Windows イベントログに以下の記録が出力されますがこの内容はエラーではありません。


     Delete client GUID[<*****>] with the same MAC address and the same computername[******]


    そのため、重複したエージェントを削除させないようにするには、Apex One サーバ上で EnableCheckClientMacAddress=0 を設定する必要があります。
    詳細な手順は「MAC アドレス」が重複したエージェントを管理コンソールから自動で削除する設定について」をご確認ください。

  6. エージェントのIPアドレスとホスト名が重複した場合。
     


上記の条件に合致しなければ、接続状態確認実行時にエージェントのアイコンは自動削除されません。

管理コンソールから削除されたエージェントは、エージェント再起動のタイミングで Apex One サーバに接続を行います。この際、自動的に cgionstart.exe が実行され、改めて管理コンソールに登録されます。

 

Apex One エージェントを管理コンソールから手動で削除する手順について

管理コンソールの[エージェント]>[エージェント管理]画面でエージェントツリービューから対象のエージェントを選択し右クリック、[エージェントツリーの選択]>[ドメイン/エージェントの削除]を選択します。


MAC アドレスとホスト名が重複した Apex One エージェントを管理コンソールから自動で削除する設定について

Apex One サーバ上で以下の設定を変更します。

  1. 以下ファイルをバックアップしたうえでテキストエディタで開きます。

    \PCCSRV\Private\ofcserver.ini
     

    <インストールフォルダ>は、初期設定では以下のとおりです。

    • 32bitの場合 C:\Program Files\Trend Micro\Apex One
    • 64bitの場合:C:\Program Files (x86)\Trend Micro\Apex One
  2. [INI_SERVER_SECTION] セクション内に、以下のとおりパラメータを追加し、ファイルを上書き保存して閉じます。

    [INI_SERVER_SECTION]
    EnableCheckClientMacAddress=1

    ※EnableCheckClientMacAddress=0 とした場合、重複した Apex One エージェントは管理コンソールから自動削除されなくなります。

上記オプションを設定後、新たにMAC アドレスとホスト名の重複が発生したタイミングで、重複が発生した Apex One エージェントの既存の方のエージェントが自動で削除されます。
上記オプションを設定しても、新たに重複が発生しない限り、オプション設定以前の重複分は管理コンソールに残り続ける為、手動での削除を実施ください。