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ビジネスセキュリティ 10.0 SP1 より「セキュリティクライアント」から「セキュリティエージェント」に名称を変更いたしました。

サーバとクライアントのリスニングポート

 
サーバとクライアントがお互いに通信する為の待ち受け用のポートをリスニングポートとよんでいます。
 
 
パターンファイルのアップデート、各種設定の配信、検出された不正プログラムの隔離などでこのポートが使用されます。
 
 
それぞれのリスニングポートの初期設定値は、以下のとおりです。
 
● ビジネスセキュリティサーバのリスニングポート
プロトコル リスニングポート
HTTP 8059
HTTPS 4343
 
WebサーバにInternet Information Services(IIS)、Apacheのどちらを選択しても同様です。
 
SSLポートを使用するのは以下のいずれかです。
1) 管理コンソールを開く。
2) Webブラウザを使用して、クライアントプログラムをインストールする。
 
スマートスキャンサーバとして通信を行う際は、以下のポートを使用します。
 
プロトコル リスニングポート
HTTP 8082
HTTPS 4345

 
● ビジネスセキュリティクライアントのリスニングポート
プロトコル リスニングポート
HTTP ランダムに生成された5桁のポート番号
 
 
クライアント側のリスニングポートは、サーバプログラムのインストール時に、ランダムに生成されます。インストール時に指定することも可能です。
 
同じサーバ配下のクライアントは、どのクライアントでも同じポート番号を使用します。
スマートスキャンサーバとクライアント間の通信もこのポートを使用します。
 
 
 
●Trend Micro Security for Macクライアントのリスニングポート
プロトコル リスニングポート
HTTP 61617
 
 

その他の通信で使用するポート

 
ビジネスセキュリティが使用するその他のポートは、NetBIOS セッションで使用するポートになります。詳細は次のとおりです。
 
  • リモートインストールを使用したクライアントインストール時
    サーバからインストール対象のコンピュータへのNetBIOS セッション(初期設定139、445) を使用します。
     
  • ログオンスクリプトウィザード(autopcc.exeを実行)を使用したクライアントインストール時
    インストール対象のコンピュータから、サーバへの NetBIOS セッション(初期設定139、445) を使用します。
     
  • ウイルス検出時にUNCパスを使用して、サーバへ隔離する時
    ウイルスを検出したコンピュータから、サーバへの NetBIOS セッション(初期設定139、445) を使用します。
     
    ※初期設定ではHTTPを使用して隔離しますが、管理コンソールのメニュー、[セキュリティ設定] – [隔離設定] から設定変更できます。
 
 

使用ポート番号の確認手順

 
ビジネスセキュリティのインストール後、次の方法で使用しているポート番号を確認することができます。
 

管理コンソールから確認する

 
管理コンソールからは次のポート番号が確認出来ます。
 
  • ビジネスセキュリティサーバのリスニングポート
  • ビジネスセキュリティクライアントのリスニングポート
 
確認方法は次のとおりです。
 

■ 10.0 の場合

  1. 管理コンソールを開きログインします。
     
     
  2. 上部にあるサーバー名にマウスを重ねます。
     
     
     
 

ofcscan.iniファイルから確認する

 
ofcscan.iniファイルからは次のポート番号が確認出来ます。
 
  • ビジネスセキュリティサーバのリスニングポート
  • ビジネスセキュリティクライアントのリスニングポート
 
確認方法は次のとおりです。
 
  1. サーバプログラムがインストールされているコンピュータで次のファイルを開きます。

    <インストール先フォルダ>Security Server¥PCCSRV¥ofcscan.ini

    ※<インストール先フォルダ>は、初期設定の場合C:¥Program Files¥Trend Micro¥です。
    例)C:¥Program Files¥Trend Micro¥Security Server¥PCCSRV¥ofcscan.ini
     
     
  2. [INI_SERVER_SECTION]の項目を探します。

    [INI_SERVER_SECTION]

    Master_DomainPort=8059
    Master_EnableSSL=1
    Master_SSLPort=4343

     
    ここで、サーバのリスニングポート番号が確認できます。
     
    ・『Master_DomainPort=』:HTTPリスニングポート番号です。
    ・『Master_EnableSSL=』 :"1”はSSL有効、“2”はSSL無効です。
    ・『Master_SSLPort=』   :HTTPSリスニングポート番号です。
     
     
  3. 続けて[INI_CLIENT_SECTION]の項目を探します。

    [INI_CLIENT_SECTION]

    Cliernt_LocalServer_Port=18613

     
    ここで、クライアントのリスニングポート番号が確認できます。
     
    『Cliernt_LocalServer_Port=』:クライアントのHTTPリスニングポート番号です。
 
 

レジストリエディタから確認する

 
レジストリエディタからは次のポート番号が確認出来ます。
 
  • ビジネスセキュリティサーバのリスニングポート
  • ビジネスセキュリティクライアントのリスニングポート
 

レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースです。
レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
 
弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。
なお、レジストリの編集前に必ずバックアップを作成することを推奨いたします。
 
バックアップ方法の詳細は、ご使用のWindowsのヘルプをご参照ください。

 
確認方法は次のとおりです。
 
  1. キーボードの[Windows]キーと[R]キーを同時に押します。
     
     
  2. [名前]テキストボックスに[regedit]と入力し、[OK]ボタンをクリックします。
     
     
  3. [OK] をクリックし、レジストリエディタを起動します。
     
     
  4. 次のレジストリキーを開きます。
     
    10.0 の場合

    ・32bit OS の場合
    HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\TrendMicro\PC-cillinNTCorp\CurrentVersion
      
    ・64 bit OS の場合
    HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\TrendMicro\PC-cillinNTCorp\CurrentVersion

     
     

     
      
  5. 「ServerPort」のデータにある()内の値が、「サーバのリスニングポート」です。
     
     
  6. 「LocalServerPort」のデータにある()内の値が、「クライアントのリスニングポート」です。
 
 

プラグインマネージャから確認する

 
プラグインマネージャーからは次のポート番号が確認出来ます。
 
  • TMSMクライアントのリスニングポート
  
確認方法は次のとおりです。
 
  1. [管理]→[クライアントサーバ間の通信]を選択します。
     

     
     
  2. [サーバ名と待機ポート]の項目よりポート番号を確認します。