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64bit環境で依存性チェックエラーが発生する場合、下記の製品Q&Aをご確認ください。
Red Hat Enterprose Linux、CentOS 64ビット環境でServerProtect for Linux 3.0のインストール時に依存性チェックエラーが発生する

上記に該当しないインストール時の問題に関する調査では、以下の情報が必要となります。

1. 発生した問題、ServerProtectの使用環境に対する基本的な情報
(1) 問題は今も続いていますか。また、発生頻度はどのくらいありますか。
(2) 問題は簡単に再現できますか。
(3) 問題が再現できる場合は、その手順をお伝えください。
(4) 問題は全コンピュータ中の何台で起きていますか。
(5) 問題は特定のプラットフォームで起きていますか。
(6) このコンピュータに以前ServerProtectを正常にインストールできていた時期はありますか?
(7) 問題が起こる前、システムまたはネットワークに変更を加えましたか。

2. OSの基本情報
(1) OSのバージョン情報
Red Hat Enterprise Linux の場合:
# cat /etc/redhat-release

SuSE Linux Enterprise Server / Novell Linux Desktop の場合:
# cat /etc/SuSE-release

(2) bootディレクトリの情報
# ls –al /boot

(3) カーネルおよびアーキテクチャの情報
# uname –a
# rpm –qa | grep kernel

(4) カーネルのrpmパッケージ情報
# rpm –qi kernel
(カーネルパッケージが複数インストールされている場合、uname –a の結果を元に現在起動中のカーネルのrpmパッケージ情報を取得します。)
# rpm –qi kernel-2.6.9-5.EL (例)

(5) インストールされているパッケージ情報
# rpm –qa

(6) インストールされているライブラリ情報
# ls –al /usr/lib

(7) CPUの情報
# cat /proc/cpuinfo

(8) ディスクの使用状況
# df –a

(9) メモリ情報
# cat /proc/meminfo

(10) 起動メッセージ
# dmesg

(11) インストールディレクトリの権限
# ls –l /
# ls –l /opt

以上の情報を”GeneralInfo.txt”と言うファイル名のテキストファイルへまとめて出力してください。

3. システムのログファイル
初期設定では、/var/log/messages に記録されます。
ログローテートされたファイル(/var/log/messages.*)も含めて採取してください。

4. エラーメッセージ
インストール時に出力されたエラーメッセージをテキストファイル等にコピーしてご提示ください。

5. auditdおよびSELinuxの影響の確認
auditdまたは、selinuxの影響によってインストールが阻害されているかどうか確認するため、各サービスを一旦無効にしてインストールをお試しください。
[auditd の無効化]
# chkconfig auditd off 2345
# reboot

[SELinuxの無効化]
(1) viエディタ等で、/etc/selinux/configファイルを編集します。
初期設定では、7行目に記載されている”SELINUX=enforcing”の記述を”SELINUX=disabled”に修正し、上書きコピーします。
(2)サーバを再起動します。

6. 事象発生時のタイムライン

なお、取得したログファイルを比較しながら調査を進めるため、
システム時計をもとに、ログの取得時刻や作業の実行時刻の記録も
開始してください。

出来るだけ詳細な情報(月、日、時、分単位)での記録をお願いします。

記載例)
20**/**/** 実施
10:05 xxxサーバにてシステム時計の時刻を確認
10:15 xxxサーバにて製品デバッグログの取得を開始
10:17 並行して、xxxサーバにて同時に製品デバッグログの取得を開始
10:20 現象が再現されることを確認
10:25 xxxサーバ/xxxサーバにて各データの取得