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Windowsイベントログへ、圧縮ファイルの検索をスキップした警告メッセージを出力させないようにする方法は、以下の2種類があります。

方法1:レジストリ値を登録する

サービスの再起動を伴わないので、全種類の検索スキップログを出力させたくない場合にはこちらの方法を推奨します。
この方法は、イベントログにも製品ログにもログの出力がされなくなります。

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警告:
レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースです。
レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。
レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。
なお、レジストリの編集前に必ずバックアップを作成することを推奨いたします。
バックアップ方法の詳細は、ご使用のWindowsのヘルプをご参照ください。
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1. メモ帳等のテキストエディタを使用して、新規テキストファイルへ以下の文面をコピーします。

Windows Registry Editor Version 5.00

[HKEY_LOCAL_MACHINE¥Software¥TrendMicro¥ServerProtect¥CurrentVersion¥Engine]

"WriteFileExtractTooLargeLog"=dword:00000000

2. [ファイル]-[名前をつけて保存]から、ファイルの種類として[すべてのファイル]を選択し、Event.regのように拡張子.regを付けて保存します。

3. 上記手順で保存したファイルをイベントログへの出力を抑制したい全ての一般サーバ上でダブルクリックします。
「*.reg内の情報をレジストリに追加しますか?」の問いで「はい」をクリックします。

4. レジストリ値が追加された時点から、イベントログへの出力が停止します。
再度出力させたい場合には、[スタート]-[ファイル名を指定して実行]から”regedit”と入力し、レジストリエディタを起動して、上記手順によって追加されたレジストリ値"WriteFileExtractTooLargeLog"を削除します。
レジストリ値の追加/削除にあたり、サービスやシステムの停止/再起動等は不要です。


方法2:SPNSOPT.datファイルを登録する
こちらの方法は、イベントログの方は出力しなくなりますが、製品ログの方へは出力されます。
警告メッセージのイベントIDは、圧縮ファイル検索オプションのどの設定を超過したかによって異なります。
表内の赤文字が、イベントログに記録されるイベントIDとなります。

Scan Now / タスク検索の検索オプション

リアルタイム検索の検索オプション

特定のイベントIDのみをイベントログへ出力させないようにするには、以下の手順に従ってください。

【設定手順】
1. サービス「Trend ServerProtect」を停止します。

2. SPNSOPT.datという新規のテキストファイルをServerProtectインストールフォルダ (※)下に作成します。
 既に「SPNSOPT.dat」ファイルが生成されている場合は、そのまま手順3以降に進みます。

 ※32ビット版一般サーバの場合:C:¥Program Files¥Trend¥SProtect
  64ビット版一般サーバの場合:C:¥Program Files¥Trend¥SProtect¥x64

3. メモ帳などのテキストエディタを使用し、手順2で作成したファイル「SPNSOPT.dat」を開きます。

4. 以下の内容をSPNSOPT.datへ追記します
  [OPTION] 
  ExcludeWindowEventID=ID1,ID2,…

  例:リアルタイム検索に関する検索スキップイベントのみを抑止したい場合
  ExcludeWindowEventID=211,222,223

5. SPNSOPT.datファイルを保存し、テキストエディタを終了します。

6. サービス「Trend ServerProtect」を開始します

上記の手順は、イベント通知を抑止したい全ての一般サーバで実施する必要があります。
保存された「SPNSOPT.dat」ファイルを全ての一般サーバへコピーする方法も可能ですが、ファイルを読み込ませるには全ての一般サーバ上で「Trend ServerProtect」サービスを再起動する必要があります。