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Control Manager への登録は、CMconfig ツールを使用します。

このツールを使用して、Control Manager からの登録解除や、他のControl Manager サーバへの移行を行う事も可能です。

初期設定では、下記のディレクトリにCMconfigツールがあります。

/opt/TrendMicro/SprotectLinux/SPLX.util/

注意:ServerProtect for Linux 3.0 は、Control Manager サーバへ登録可能です。バージョン 3.0以下の Control Manager へは登録できません。

CMconfigツールを使用した登録手順

1. CMconfigツールを実行します。(Control MangerでWebサーバの認証が必要な場合、-Pオプションを指定してCMconfigツールを実行し、事前にWebサーバの認証に必要なユーザ名とパスワードを登録しておきます。)
# /opt/TrendMicro/SprotectLinux/SPLX.util/CMconfig

2. “Do you wish to connect this SPLX server to Trend Micro Control Manager? (y/n) [y]”の問いに”y”を入力します。(単に[Enter]を押しても”y”を入力したとみなされます)

3. 下記のようなメッセージが表示されます。

# ./CMconfig
Do you wish to connect this SPLX server to Trend Micro Control Manager? (y/n) [y] y
SPLX will now collect information in order to complete the Control Manager settings.
Please follow the instructions and enter the required information.
[Note: If the Control Manager Web server requires authentication, you need to set the login information using the "CMconfig -P" command.]
******NETWORK******
===========================================================
List of available IP(s):
eth0 ***.***.***.***
===========================================================
SPLX server name or IP address:

4. ServerProtect がインストールされているコンピュータのIPアドレス一覧が表示されますので、Control Manager と通信可能なIPアドレスまたはControl Managerから名前解決可能な完全修飾ドメイン名(FQDN)を指定します。(IPが1つのみの場合でも、表示されたIPアドレスを入力してください。また、単体のホスト名による登録はできません。)

5. “Do you wish to connect to Control Manager server using HTTPS? (y/n) [n]”と表示されますので、Control Managerとの接続にHTTPSを使用する場合には、”y”を、HTTPを使用する場合には”n”を入力します。
注意:
Control Managerで、Webサーバのセキュリティレベルが「高」に指定されている場合、ここで”y”を入力しないとControl Managerと通信できません。

6. “Control Manager server name or IP address:”と表示されますので、Control Manager サーバのIPアドレスまたはServerProtectから名前解決可能な完全修飾ドメイン名(FQDN)を入力します。
注意:
FQDNでControl Mangerを指定する場合、pingコマンド等を使用して指定したFQDNが正しく名前解決可能なことをご確認ください。また単体のホスト名による登録はできません。

7. “Control Manager server port [80]:”と表示されますので、Control Manager サーバのHTTP / HTTPSポートを入力します。(単に[Enter]を押すと、80番ポートが指定されます。)

■注意事項
SPLX にて、Control Manager に対して「HTTPS/443」を用いて 登録を行っている場合、SPLX の Web管理コンソールからの 手動・予約アップデートが失敗いたします。 そのため、Control Manager にて管理を予定している SPLX において、 SPLX からの手動・予約アップデートを行いたい場合は、 「HTTP/80」といった HTTP にて使用するポートにて 登録を行ってください。


8. 次に、“Do you access Control Manager through a proxy server? (y/n) [n]”の質問が出ます。ServerProtect とControl Manager 間にプロキシサーバが存在する場合は”y”を、プロキシを介さずにControl Manager と通信可能な場合は”n”を入力します。(“y”を選択した場合、プロキシサーバのIPアドレス、ポート番号および認証が必要な場合はユーザ名とパスワードを要求されますので、適切な値を入力してください)

9. 下記のようなメッセージが表示されます。

*******PRODUCT******
Please specify the name you would like to display on the Control Manager console [SPLX server name or IP address]:

10. Control Manager の製品ディレクトリ上に表示されるエンティティ名を入力します。(単に[Enter]を押すと、手順4で入力したコンピュータ名またはIPアドレスがエンティティ名になります。)

11. “Please specify a folder name for this product (for example: /SPLX) [New entity]:”と表示されますので、ServerProtect のエンティティを登録するControl Manager の製品ディレクトリ上のフォルダ名を入力します。(単に[Enter]を押すと、「新規エンティティ」フォルダに登録されます。)

12. 下記のようなメッセージが表示されます。

**************************************************
Control Manager network/product information entered
Control Manager server name or IP: splx-server
Control Manager port: 80
Connect using HTTPS: no
Display Name on Control Manager: SPLX30
Installation folder: /SPLX
**************************************************
Is the above information correct? (y/n) [n]

13. 入力した情報に間違いが無ければ”y”を入力します。

14. 下記のようなメッセージが表示され、自動的にサービス再起動された後にControl Manager へ登録されます。

Saving information to the configuration file...done.
Now restart service to log on Control Manager

※ Control Manager へ登録されている状態でCMconfigを実行すると、Control Manager への登録が解除できます。