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ビジネスセキュリティクライアントをアップデートするには、複数の方法が用意されています。
ここで紹介するアップデート方法は、アップデートしたいクライアントコンピュータ側で操作が可能な場合にお勧めのアップデート方法です。

※本製品Q&Aでは、ビジネスセキュリティ 6.0を例に説明しています。
 他バージョンのビジネスセキュリティでも操作方法は同じですが、各バージョンの管理者ガイドも参照してください。


■AutoPcc.exeの実行によるアップデートの特徴
・アップデートしたいコンピュータ側から、ネットワーク越しにサーバ内のファイルAutoPcc.exe)を実行するだけですので、アップデート作業が簡単です。

・アップデートしたいクライアントコンピュータ側からの操作でアップデートできます。

・アップデートしたいコンピュータが、ビジネスセキュリティサーバとネットワーク接続できる必要があります。


■AutoPcc.exeの実行によるインストール時の注意事項

・サーバとアップデートしたいコンピュータとの双方向間でNetBIOS セッション(初期設定137~139、445)を使用可能である必要があります。


■アップデートの開始
1.
クライアントコンピュータからサーバへ、以下のいずれかの方法でアクセスします。

 [方法 A]「ファイル名を指定して実行」からサーバへアクセスする
  A -1. [スタート]メニューから[ファイル名を指定して実行]をクリックします。

  A -2.「ファイル名を指定して実行」ウィンドウが開きますので、下記のいずれかを入力し、「OK」ボタンをクリックします。

     ¥¥<サーバのコンピュータ名> あるいは、¥¥<サーバのIPアドレス>

     例1) ¥¥server01
     例2) ¥¥192.168.0.1

  ユーザ名やパスワードを聞かれる画面が表示する場合は、お客さまの環境でサーバとインストールしたいクライアントコンピュータ間で認証の制限を設けている可能性があります。
   その際は、ネットワーク管理者にご相談の上、認証に必要なユーザ名、パスワードを確認してください。

  A -3.サーバへアクセスできたら、「ofcscan」フォルダが見えている事を確認します。

 [方法B] マイネットワークからサーバへアクセスする
 B-1.Windowsの[スタート]を右クリックし、[エクスプローラ]をクリックします。

 B-2.エクスプローラが起動しますので、左側のパネル内から[マイネットワーク]を探し、クリックします。

 B-3.[ネットワーク全体]-[Microsoft Windows Network]内に表示されたグループの中から、サーバが所属するドメインまたはWorkGroupを探し、クリックします。

 B-4.さらにその中から、ビジネスセキュリティサーバのコンピュータをクリックします。「ofcscan」フォルダが見えていることも確認します。


2.
「ofcscan」フォルダ内の「AutoPcc.exe」をそのままダブルクリックし実行します。

 クライアントコンピュータ側にコピーしたファイルを実行しないでください。
  ネットワーク越しにサーバ内の「AutoPcc.exe」を実行する必要があります。


3.
ファイルのコピーなどが始まりますので、そのまま待ちます。
 下記のようなコマンドプロンプトの画面が出て、消えます。


4.
アップデートされたことを確認します。
 常駐アイコン(青い丸アイコン)を右クリックして、表示されたメニューから「コンポーネントのバージョン」を選択して、確認できます。



 「アップデート完了」などのメッセージは特に表示されません。

(参考)
ネットワーク越しにサーバ内のファイル(AutoPcc.exe)を実行すると、ビジネスセキュリティクライアントがインストールされていないコンピュータではインストールの動作が開始されます。
一方、ビジネスセキュリティクライアントがすでにインストールされているコンピュータでは、アップデートの動作が開始されます。


以上で操作は終了です。