■目次
・Patch1とは
・事前準備
・システム要件
・最新版ダウンロード
・インストール手順
・予想適用時間
・インストールの確認手順
・インストールの後に
・アンインストール(ロールバック)手順
・修正される既知の問題
・既知の制限事項
・変更されるファイル一覧
■Patch1とは
本Patchは、InterScan MSS 7.0 Service Pack 1リリース以降に配布されたHotFixの内容をすべて含んでいます。
■事前準備
Patchのインストールトラブルに備え、各種ファイルのバックアップを行ってください。バックアップしたファイルはシステムのリカバリに使用することが可能です。
バックアップ方法については、管理者ガイドを参照ください。
■システム要件
InterScan MSS 7.0 Windows版のシステム要件に準じます。
本Patchをインストールするには、事前にInterScan MSS 7.0 Windows版 Service Pack 1
がインストールされていることを確認してください。
■最新版ダウンロード
次のファイルは「最新版ダウンロード」からダウンロードできます。
InterScan Messaging Security Suite 7.0 Windows版 Service Pack1 Patch 1 | ||||
プロダクト |
バージョン |
サイズ |
日付 |
Readme |
7.0 |
26,5 MB (27,824,570 bytes) |
2009/12/16 |
■インストール手順
本Patchのインストール手順は次の通りです。
注意: 分散型の配置を行っている場合は、すべての対象コンピュータに本Patchをインストールしてください。
1. imss70_win_sp1_patch1_b63300_r2.zipを解凍します。
2. imss70_win_sp1_patch1_b63300_r2.exeファイルをクリックしてインストールを開始します。インストーラが起動します。
3. 使用許諾契約書をお読みいただき、内容に同意いただける場合は「使用許諾契約書の内容に同意します」を選択し、[次へ]をクリックします。
4. PatchのReadmeをお読みいただき、[インストール] をクリックします。
5. レポートを読み [OK] をクリックします。
(1) 注意: ロールバック用に以下のフォルダにオリジナルのファイルのコピーが作成されます。
¥<InterScan MSSインストールフォルダ> ¥temp¥ patch1forsp1¥backup
■予想適用時間
平均 10分間
*検証環境における修正プログラム適用に要した時間を記載したものです。ネットワーク環境や適用するコンピュータの性能などによって適用時間は異なります。あくまでも目安としてご利用ください。
■インストールの確認手順
インストールおよびアップデートの確認手順は次の通りです。
1. Webブラウザを起動し、ポート番号 (8445) をつけたInterScan MSSのURLを入力します。IPアドレスの部分は、InterScan MSSのFQDN名またはIPアドレスのいずれかを入力します。
https://(InterScan MSSのIPアドレス):8445/
2. 管理コンソールにログイン後、表示される下記情報を参照してください。
InterScan MSS Version 7.0-
Build_WIN32_6330
■インストールの後に
インストールを行なった後に、ウイルスパターンファイルおよびウイルス検索エンジンのアップデートを行なうことを強くお勧めします。最新のウイルスに対応するために、ウイルス検索エンジン、ウイルス検索パターンファイルを、常に最新の状態に保っていただく必要があります。
手順は次のとおりです。
1. Webベースの管理コンソールを開きます。
Webベースの管理コンソールは以下のURLからアクセスできます。
https://< InterScan MSS のIPアドレス>:8445/
2. 管理コンソールにログインします。
3. [概要]を選択します。
4. ダウンロードするコンポーネントを選択し、[アップデート]を実行します。
■アンインストール(ロールバック)手順
本Patchのインストール後に問題が発生した場合、ロールバックしInterScan MSSをService Packインストール前の状態に戻すことができます。本Patchのアンインストール手順は次の通りです。
1. 次の場所にあるバックアップフォルダを開きます。
<InterScan MSS インストールフォルダ>¥temp¥patch1forsp1¥backup
2. Uninstall.batをクリックしてアンインストールを実行します。
3. Readme をお読みいただき、[アンインストール]をクリックします。
4.以下のメッセージが表示されたら、[はい]をクリックします。
5. レポートを読み [OK] をクリックします。
■修正される既知の問題
本Patchの適用により修正される既知の問題は次のとおりです。
InterScan Messaging Security Suite 7.0 Windows版 Service Pack 1 Patch1 | ||
項番 |
製品Q&A/設定 |
問題内容 |
1 |
- |
IPプロファイラが一時的にブロックしたIPアドレスを自動削除しない問題 IPプロファイラで一時的にブロックしたIPアドレスを自動で削除するには、次の手順に従ってください。 |
2 |
InterScan MSSが送信するNDR(配信不能レポート)メッセージのDateヘッダにGMTが使用される問題 | |
3 |
@の直前に「.」 (ドット) がある、もしくは「.」 (ドット) が連続しているメールアドレスに送信できない問題 | |
4 |
メールに複数のファイルが添付されていて、そのうちの1つのファイルが複数の条件を持ったルールに一致した場合に、他の添付ファイルに対して処理が実行されてしまう問題の修正 | |
5 |
InterScan MSSのエンドユーザメール隔離データベースのパスワードが、HTMLページのソースに平文で記述されているため、InterScan MSSの管理者がInterScan MSSのエンドユーザメール隔離データベースのパスワードを入手できる問題 | |
6 |
大きなサイズのメッセージがアップストリームメールサーバのキューに残ってしまうことがある問題 | |
7 |
配信不能レポート (NDR) メールがBASE64にエンコードされて送られる問題 | |
8 |
複数のrndc.exeプロセスイメージがメモリを消費する問題 | |
9 |
処理がアーカイブ (変更済みメッセージの保存) のルールを含む複数のルールが1つのメッセージに適用されたとき、一部の受信者にメッセージが送信されない場合がある問題 | |
10 |
隔離メールがWebコンソールからダウンロードできない問題 ログイン名に"¥"がある場合に隔離メールがWebコンソールからダウンロードできませんでした。 | |
11 |
通知メッセージの本文に%SENDER%パラメータが含まれていてオリジナルメールの送信者アドレスがNULL ("<>") の場合、InterScan MSSが通知メッセージをNULLの送信者に送信しようとする問題の修正 | |
12 |
2バイト文字セットからの2バイト文字がルール名で使用されている場合、スパムメール検索設定の [テキスト除外ルール] が動作しない問題の修正 | |
13 |
InterScan MSS 7.0の管理コンソールにTrend Micro Smart Protection NetworkポータルへのURLリンクを追加 | |
14 |
件名の最後がCRLFで終わっているメールが「件名が空白」ポリシーに一致する問題 | |
15 |
InterScan MSSが一部の*.tarおよび*.tar.gz形式の添付ファイルにコンテンツフィルタを実行できない問題 | |
16 |
メッセージ本文のcharsetが指定されていないメールにInterScan MSSがスタンプを挿入したメールが、特定メールクライアントで正しく表示できない問題 | |
17 |
SMTPのSTARTTLSを無効にするオプションの追加 | |
18 |
tsmtpd.ini/[SmtpServer]/DisableAddDefaultDomainToSender=1に設定しており、かつIPプロファイラを有効にしている場合に、サービスがクラッシュする可能性のある問題 | |
19 |
LDAPサーバを2台使用している場合に、一方のLDAPサーバと接続できなくなると、もう一方のLDAPサーバにも接続できなくなる問題 | |
20 |
InterScan MSSがメールの送信時に接続を試行するMXサーバの最大数を指定できる機能を追加 | |
21 |
セントラルコントローラが特定の検索サーバへの接続に使用するIPアドレスを指定できる機能を追加 | |
22 |
NRS機能により不正メールを拒否した場合のエラーメッセージに「%CLIENT_IP%」と「%RBL_CHECK_DOMAIN%」の2つのトークンを追加できる機能を追加 | |
23 |
システムイベント通知で送信されるメッセージにDateヘッダがない問題を修正 | |
24 |
メッセージルールのLDAP検索で [LDAPサーバ内の受信者を確認する] に対して許可されたドメインのリストを作成することができる機能を追加 LdapLookupApprovedList%INDEX%=%DOMAIN% | |
25 |
[Bcc] または [次の受信者に変更] 処理を実行する際に、メッセージに余分なMessage-IDヘッダが追加される問題 | |
26 |
メッセージ追跡ログのクエリが正しく行われない問題を修正 | |
27 |
メッセージの添付ファイルの内容を検索する設定で、PDFファイルやXLSファイルを含むメッセージを処理した際にCPU使用率が高くなる場合があり、メッセージの処理ができなくなる問題を修正 | |
28 |
EUQコンソールへのログオンにおいて、認証に失敗した場合、LDAPサーバに同じ認証情報を使って2回問い合わせをする問題を修正 | |
29 |
メッセージモジュールでエンコードされるべき改行コードCRまたはLFがエンコードされないため、一部のメールサーバに対してメールを送信できなくなる問題を修正 | |
30 |
InterScan MSS 7.0 Service Pack 1の適用後、[ポリシーの最終処理] 欄に不適切なメッセージが表示される問題 | |
31 |
InterScan MSS 7.0 Service Pack 1の適用後にControl Managerに登録を行うと、Control ManagerコンソールでInterScan MSS Control Managerエージェント情報が正しく表示されない問題 7) 数分後、Control Manager上で InterScan MSS Control Managerエージェントが正しく表示されることを確認します。 | |
32 |
オンラインヘルプが表示できない問題 | |
33 |
InterScan MSSがメールボディ部の終端の通信において、同時に、通常終端に使用しない他のデータが付加されて受信した際に、メールボディ部の終端を適切に処理できず、特定のメールが正しく送られない問題 | |
34 |
Webコンソールから設定の変更後に、InterScan MSS Managerサービスが設定の変更を反映させるためにInterScan MSS SMTPサービスの再起動を行うと、 InterScan MSS SMTPサービスが「停止処理中」の状態のままになり、再起動されない場合がある問題 この問題を解決するために、SMTPサービスの停止処理を別の仕組みで行うオプションを追加しました。 ※ tsmtpd.iniは、<InterScan MSSインストールディレクトリ>¥configにあります。 [SmtpServer] | |
35 |
通知メールの宛先 (To:フィールド) に空のアドレス”<> ”が追加されることがある問題を修正 | |
36 |
オンラインヘルプのログ設定の説明に関する誤りを修正 | |
37 |
レポートのローカルコピーをHTML形式で保存できるよう修正 | |
38 |
コンテンツの検索において、「人種差別」、「性差別」、「誹謗中傷」のキーワード表現リストに含まれるキーワードが正しく使用されない問題を修正 | |
39 |
POP3検索において、[メッセージを隔離] または [メッセージ全体を削除] 処理と [件名にタグを挿入] 処理が行われた場合に、InterScan MSSが元のメッセージの代わりに送信するメッセージの件名が正しくエンコードされていない問題 | |
40 |
BINDおよびOpenSSLの更新 | |
41 |
スパムメール判定ルールのマイナーバージョン番号だけが変更になった場合に、アップデートが行われない問題 | |
42 |
その他フィルタの「受信者の数が」ルールがメールのヘッダフィールドの情報ではなく、エンベロープの |