【 ServerProtect 5.58用 Patch 5 を一般サーバへ直接適用する方法】
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注意1:
インフォメーションサーバと一般サーバが一緒にインストールされているコンピュータでは本手順を行わないでください。
この製品Q&Aで説明している方法は、あくまで一般サーバのみがインストールされている環境のためのものです。
(詳しくは末尾の「寄せられる質問」をご覧ください。)
注意2:
本製品Q&Aで説明している内容を実施する前に、必ず先にインフォメーションサーバを最新のPatch / Security Patchが適用された状態にしてください。
状況によっては古いモジュールに置き換わってしまうことがあります。
(詳しくは末尾の「寄せられる質問」をご覧ください。)
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■手順
[サーバ以外のコンピュータで行う作業](モジュールの抽出)
あらかじめ最新版ダウンロードページから Patch 5 をダウンロードしてください。
■最新版ダウンロード (ServerProtect for WindowsNT/NetWare)
http://www.trendmicro.co.jp/download/product.asp?productid=17
(1) デスクトップなど、任意の場所に"patch5mod"フォルダを作成してください。
(2) "spnt_558_win_jp_patch5.zip"を任意の場所に解凍し、"spnt_558_win_jp_patch5.exe"を実行します。
※ここではPatch 5として適用するモジュールをインストールパッケージの中から取り出すことが目的です。
そのため、適用対象のサーバでなくてもこの作業は行うことができます。
(3) パッケージを一次フォルダに展開中であることが表示されます。
(4) インストール画面が表示されたら、[スタート]ボタンを右クリックし、[開く]を選んでください。
[次へ]ボタンは押さないでください。
(5) 上向きの矢印「↑」をクリックして、1つ上の階層フォルダに移動してください。
(6) 次のフォルダを開いてください。
C:¥Documents and Settings¥<ログオンユーザ名>¥Local Settings¥Temp¥
(7) "作成日時"メニューをクリックし、作成日時順にファイルやフォルダが表示されるようにしてください。
(8) "pft###.tmp"フォルダが「今日の日付」で作成されていますので、そのフォルダを開いてください。(###部分は状況によって文字列が異なる場合があります。)
(9) ...¥filegroup1¥nt フォルダ内にあるファイルすべてを、手順(1)で作成した"patch5mod"フォルダにコピーしてください。
(10) 手順(8)で開いていたフォルダを閉じてください。
(11) Patch 5のインストーラを[キャンセル]ボタンを押して閉じてください。
(12) "patch5mod"フォルダを、Patchインストール対象のサーバにコピーしてください。
<一般サーバ側で実施する作業>
[1] 一般サーバがインストールされているコンピュータを、一旦ネットワークから切り離してください。
[2] "Trend ServerProtect"サービスを停止してください。
(ウイルス検索が一時停止しますので、必ずネットワークから切断されたことを確認してから行ってください。
また、サーバローカルでの本手順以外のその他の作業は行わないでください。)
[3] ServerProtectのインストールフォルダ(SProtect)直下に置かれているファイルを全てバックアップしてください。
インストールフォルダ(初期設定の場合): C:¥Program Files¥Trend¥SProtect¥
[4] "patch5mod"フォルダ内のファイルを、"SProtect"フォルダ直下に上書きコピーしてください。
[5] 手順[2]で停止していた"Trend ServerProtect"サービスを再開させてください。
[6] ServerProtectが正常に起動したことを確認した後、ネットワークに接続してください。
以上で一般サーバのみがインストールされているコンピュータへのPatch 5の適用は完了です。
寄せられる質問:
Q. インフォメーションサーバにPatch 5 を今後適用した場合、手動でモジュールを置き換えた一般サーバには影響が出ますか。
A. 状況によっては影響が出ます。
インフォメーションサーバと一般サーバが通信可能な状態で、かつインフォメーションサーバにPatch類を適用した場合に影響が出る可能性があります。必ず、先にインフォメーションサーバを最新のPatch / Security Patchが適用された状態にしてください。
(例) 古いモジュールに置き換わってしまうことが想定される状況:
次のような手順でPatch類をしたと仮定すると、手動でモジュールを置き換えた一般サーバに影響が出ます。
(Patch 5 より前のモジュールであるPatch 4のモジュールに置換される例です。)
1. 一般サーバのみの環境に、本製品Q&Aの手順に沿ってモジュールを置き換える。(Patch 5 まで適用済みの状態にする。)
2. インフォメーションサーバ側にPatch 4を適用する。
3. インフォメーションサーバと一般サーバが通信可能な状態にする。
4. インフォメーションサーバから一般サーバにPatch 4のモジュールが配信され、一般サーバ上のモジュールが一部古いものに置き換えられる。
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Q. この製品Q&Aに書かれている手順をインフォメーションサーバと一般サーバがインストールされているコンピュータでも行って問題ありませんか。
A. そのようなコンピュータでは本手順を行わないでください。この製品Q&Aで説明している方法は、あくまで一般サーバのみがインストールされている環境のためのものです。
インフォメーションサーバと一般サーバが同一筐体にインストールされている場合、そのコンピュータをネットワークから切り離したとしてもPatch 5 の適用が可能なためです。
ServerProtect ではインフォメーションサーバから Patch 類が配信されます。しかし、何らかの理由のために一般サーバのみがインストールされているコンピュータをオフラインにせざるを得ず、また、Patch 類を適用する必要があることがあります。本製品Q&Aではそのような状況に対応するための手順を紹介しています。
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Q. もし間違って手順(4)などでPatchのインストーラの[インストール]ボタンを押してしまうとどうなりますか。
A. インフォメーションサーバがインストールされていない場合は問題はありません。
しかし、本手順ではPatchモジュールの抽出のみを目的としておりますので、むやみにそのようなことは行わないでいただきますよう、お願い申し上げます。
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Q. この製品Q&Aに沿ってモジュールを上書きコピーすると、どのような修正が行われるのですか。
A. Patch 5 のReadmeに記載されている修正が行われます。
それらのReadmeは最新版ダウンロードページにてご覧いただけます。
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Q. 何らかの問題が発生した場合、どのように元に戻せばよいですか。
A. 手順[3]でバックアップしたファイルが必要になります。
<1> 手順[3]でバックアップしたファイルを用意します。
<2> 元に戻す対象となるコンピュータを一旦ネットワークから切断してください。
<3> "Trend ServerProtect"サービスを停止させてください。
<4> ServerProtectのインストールフォルダ(...\Trend\SProtect¥)に手順<1>で準備していたファイルを上書きコピーしてください。
<5> "Trend ServerProtect"サービスを起動させてください。