はじめに
脆弱性検索ツールを使用すると、インストール済みのウイルス対策製品を検出したり、ネットワーク上の保護されていないコンピュータを検索したり、これらのコンピュータにビジネスセキュリティクライアントをインストールしたりできます。
コンピュータが保護を必要としているかどうかを調べるため、脆弱性検索ツールは、ウイルス対策製品が通常使用するポートに対してping コマンドを送信します。
インストールする時の注意事項
注意:
以下の場合は脆弱性検索ツールを使用できません。
- 対象コンピュータがターミナルサーバを実行している
- 対象コンピュータにビジネスセキュリティ サーバがインストールされている
- ビジネスセキュリティサーバが64 bit 環境にインストールされている
- ビジネスセキュリティサーバがWindows XPもしくは Windows 2000 Professional上にインストールされている
インストールするための設定
脆弱性検索ツールを使用してビジネスセキュリティクライアントをインストールするには、以下の手順を行ってください。
- ビジネスセキュリティサーバ上で、次のファイルをダブルクリックして脆弱性検索ツールのコンソールを起動します。
<サーバインストールフォルダ>\PCCSRV\Admin\Utility\TMVS\TMVS.exe
※<サーバインストールフォルダ>は、初期設定の場合下記のとおりです。
・32bitOS:C:¥Program Files¥Trend Micro¥Security Server
・64bitOS:C:¥Program Files(x86)¥Trend Micro¥Security Server - [Settings] をクリックして、[Settings] 画面を表示します。
- [Security Server settings (Specify a Server name or IP address)] の下に、ビジネスセキュリティ サーバ名前またはIP アドレスとポート番号を入力します。
ポート番号は、ビジネスセキュリティサーバがクライアントがHTTP通信に使用するポートを指定してください。
※ポート番号の確認方法は次の製品Q&Aをご覧ください。
- [Auto-install Security Agent on unprotected computers] チェックボックスをオンにします。
- [Install Account] をクリックして、サーバ (またはドメイン) に対する管理者権限があるユーザの名前とパスワードを入力し、[OK] をクリックします。
- [OK] をクリックして、メインのTMVS 画面に戻ります。
- [Manual Scan] に、インストール済みウイルス対策製品および保護されていないコンピュータの有無をチェックするIP アドレスの範囲(IPv4またはv6)を入力します。
- [Start] をクリックして、ネットワーク上のコンピュータのチェックと、ビジネスセキュリティクライアントのインストールを開始します。