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Apex One サーバへの手動適用方法

重要なお知らせ

Apex One ビルド 12902 以降では、Apex One 製品のセキュリティ機能強化にともない、本手順を使用してのサーバへの手動適用はできなくなりました。

本製品 Q&A のページ下部にございます「Apex One セキュリティエージェントへの手動適用方法」は引き続きご利用いただけます。

 

■ 本製品 Q&A に記載の方法にて、ウイルスパターンファイルを Apex One サーバへ適用した場合、サーバからエージェントへのアップデートは、差分アップデートとはなりません。
 
フルサイズのパターンファイルによる配信が行われますので、お客さまのネットワークに高い負荷を与える可能性があります。実行時には十分ご注意ください。

ウイルスパターンファイルの入手方法は Trend Micro Apex One / ServerProtect for Windows :ウイルスパターンファイルの入手方法  をご確認ください。

■ 本製品 Q&A の操作方法でアップデートできるのは従来型スキャンで使用する「ウイルスパターンファイル」のみです。
スマートスキャンを利用している場合は、本製品Q&Aの方法でアップデートすることはできません。
 
  1. Apex One サーバのPCCSRVフォルダ内の ofcscan.ini を開きます。
     
    ※初期設定のインストールパスは以下となります。

    ・Apex One サーバを新規インストールした場合
      C:\Program Files (x86)\Trend Micro\Apex One

    ・ウイルスバスター Corp. サーバをバージョンアップした場合
      C:\Program Files (x86)\Trend Micro\OfficeScan

     
  2. [Global Setting]セクション内で、パラメータ version_range_of_full_pattern_prevention の値を 0 に変更し、保存します。
     
     
    変更前に、既存の値を記録しておきます。
    =============================================
    version_range_of_full_pattern_prevention=0
    =============================================
     
    ※もしパラメータが存在しない場合は、[Global Setting]セクション内に上記1行を追加します。

     
  3. Apex One サーバの Web管理コンソールを開き、[エージェント] -> [グローバルエージェント設定]を開き、画面最下部の[保存]をクリックします。
     
     
  4. Apex One サーバの「Apex One Master Service」が動作している状態で、別途入手されたウイルスパターンファイル(ファイル名:lpt$vpn.###)を Apex One サーバの PCCSRVフォルダの直下に直接コピーしてください。

    ※初期設定のフォルダパスは前述の「項目1.」を参照ください。
     
    ※コピー後、PCCSRV フォルダ内にコピーした lpt$vpn.### が存在していることを確認します。
     
    1308958.png
     

    手順4.の作業を行うことにより、<..¥PCCSRV¥Download>に存在する Pattern フォルダ内に、このパターンファイルを圧縮した vsapi.zip が自動的に作成されます。

    Apex One Master Service が停止していますと、vsapi.zip は自動作成されませんのでご注意ください。

     
  5. 数分程度お待ちいただき、PCCSRV\Download\Pattern フォルダの VSAPI.zip のタイムスタンプが更新されていることを確認します。

     
  6. PCCSRV\Download\Pattern フォルダの VSAPI.loc を削除します。

     
  7. 下記レジストリキーの ALGS のレジストリ値を「1」から「0」に変更します。

     [HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\WOW6432Node\TrendMicro\OfficeScan\service\Information]

     
  8. Apex One Master Service を再起動します。

     
  9. PCCSRV\Download\Pattern フォルダに VSAPI.loc が再作成されていることを確認します。
    ※環境により所要時間が異なりますが、VSAPI.loc が作成されるまで数分程度お待ちください。
     
  10. 管理下のエージェントへ自動的に配信が行われます。
    なお、VSAPI.loc が再作成されるまでの間は配信に失敗するため、Webコンソールの [アップデート]→[概要]にて「通知のキャンセル」をクリック後、[アップデート]→[エージェント]→[手動アップデート]にて「旧版のコンポーネントを使用しているエージェントを選択」を選択し、「アップデートを開始」をクリックしてください。
     
  11. 全台に配信されたことを確認した後、手順2.の値を変更前の値に戻します。
    その後、手順3.の操作を実施し、エージェントに設定を反映させます。
    本手順 11. にて、Apex One サーバ自体がオフラインの環境であれば、設定を元に戻す必要はありません。
    また、次回以降の手動アップデートは手順 4. から実施して下さい。

     

Apex One セキュリティエージェントへの手動適用方法

 
特定のエージェントのみをアップデートさせたい場合には、サーバからエージェントへ配信せずに、エージェントのローカル上で作業を行ってアップデートを行うことが可能です。
なお、本手順を実施してもエージェントコンソールの「前回のアップデート」の日時は更新されません。
 

  1. 管理者権限をもったアカウントでログオンします。
     
     
  2. Apex One セキュリティエージェントをアンロードします。
     
    タスクトレイのアイコンを右クリックし、「セキュリティエージェントのアンロード」をクリックの上、パスワードを入力しアンロードします。
     
     
  3. Apex One セキュリティエージェントのインストールフォルダへ適用したいパターンファイル(ファイル名:lpt$vpn.###)をコピーしてください。

    ※初期設定のインストールフォルダは以下の通りです。
    〇新規インストールした Apex One セキュリティエージェントの場合
    32 bit OS : C:\Program Files\Trend Micro\Security Agent
    64 bit OS : C:\Program Files (x86)\Trend Micro\Security Agent

    〇ウイルスバスター Corp. クライアントからバージョンアップした Apex One セキュリティエージェントの場合
    32 bit OS : C:\Program Files\Trend Micro\Officescan Client
    64 bit OS : C:\Program Files (x86)\Trend Micro\Officescan Client

    1308958_2.png
     
     
    ※コピー後、Security Agent (OfficeScan Client) フォルダ内にコピーしたlpt$vpn.###が存在していることを確認します。
     
    ファイルのコピー時にアクセスが拒否された旨のエラーが表示された場合、アンロードが完了していないない可能性があるため、数分お待ちいただいた後、改めてファイルをコピーしてください。
     
  4. Windows の[スタート]メニュー > [Trend Micro Apex One セキュリティエージェント] >[セキュリティエージェント] より、Apex One セキュリティエージェントプログラムを起動します。
     
    本手順は、セキュリティエージェント向けの手動適用方法です(セキュリティエージェントがウイルス検索で利用するパターンファイルを手動適用する方法です)。アップデートエージェントに本手順を実施しても、対象となるアップデートエージェントをアップデート元とするセキュリティエージェントに、手動適用したパターンファイルが配信されることはありません。セキュリティエージェントごとに実施してください。