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■Critcal Patch build 1095とは
64ビット版一般サーバをServerProtect 5.8へのアップグレードする際に必要な修正を行うためのプログラムです。

■インストールの前に
インストールを行なう前に、付属のReadmeファイルおよび管理者ガイドをお読みください。
ServerProtect.のご利用にあたり重要な情報が記載されています。
本Critical Patch の適用前にPatch 1Critical Patch build build 1089を適用済みのServerProtect 5.7 マスタープログラムがインストールされている必要があります。

ServerProtect for Windows 5.7
マスタープログラム
プロダクトバージョンサイズ日付ユーザガイド
spnt57_win.zip5.7
VSAPI 8.550
81.1MB
(85,061,351 bytes)
2008/02/25Readme
インストール手順
 
ServerProtect for Windows 5.7 用
Patch 1
spnt_570_win_jp_patch1.zip5.7
Patch 1
3.7MB
(3,848,834 bytes)
2008/10/21Readme
適用方法
 
ServerProtect for Windows 5.7 用
Critical Patch build 1089
spnt_570_win_jp_criticalpatch1089.zip5.7
build 1089
853 KB
(873,996 バイト)
2009/03/30Readme
適用方法
 

 ServerProtect for Windows 5.7 用
 Critical Patch build 1095
 プロダクトバージョン サイズ 日付 ユーザガイド 
spnt_570_win_jp_criticalpatch1095.zip5.7
build 1095
453 KB
(463,952 バイト)
2009/11/20Readme


 
■インストール手順
本Critical Patch (Build 1095)のインストール手順は次の通りです。

  1. spnt_570_win_jp_criticalpatch1095.zipをダウンロードし、解凍してできた "spnt_570_win_jp_criticalpatch1095.exe"を実行します。

      
  2. 使用許諾書に同意します。

     
  3. [インストール]ボタンを押します。

     
  4. インストールが開始されます。

     
    「TMPatch determined that this package is not suitable for current ServerProtect version.」と表示された場合は、ServerProtectのバージョンが5.7でないか、もしくは本Critical Patchを適用するために必要なPatchなどが適用されていないことを意味します。
    Patch 1Critical Patch build 1089が適用されていることをご確認ください。

     
    途中で「Do you want to delete all the files in hotfix folder?」というポップアップが表示されます。
    これは過去にHotFixやPatchを適用した際に使用したファイルを消すかどうかを聞いています。通常は残す必要はないので、[はい]を押してください。

     
  5. インストールが完了したら[OK]を押して画面を閉じてください。
    30秒ほどすると各一般サーバにCritical Patchのモジュールが自動的に配信されます。このとき、配信先の一般サーバはCritical Patch適用のために"Trend ServerProtect"サービスが再起動されます。

      

■適用想定時間
平均2分間

この値は弊社検証環境における修正プログラム適用に要した時間を記載したものです。ネットワーク環境や適用するコンピュータの性能などによって適用時間は異なります。あくまでも目安としてご利用ください。

■インストール後の確認手順
インストールおよびアップデートの確認手順は次の通りです。
本 Patch が適用されたかどうかについて確認するには、Readmeの「ファイル一覧 - 64ビット版一般サーバ」に記述されているファイルのプロパティを表示します。ビルド番号が正しければ、新しいファイルが適用されています。

 
更新されたファイルが置かれる初期設定でのパスは次の通りです。
C:\Program Files\Trend\SProtect\x64\StUpdate.exe


■インストールの後に
インストールを行なった後に、ウイルスパターンファイルおよびウイルス検索エンジンのアップデートを行なうことを強くお勧めします。最新のウイルスに対応するために、ウイルス検索エンジン、ウイルス検索パターンファイルを、常に最新の状態に保っていただく必要があります。


■ロールバック手順
本Patchをアンインストールして、以前のビルドにロールバックするには、次の手順に従ってください。

  1. 次のシェルコマンドを実行してすべてのServerProtectサービスを停止します。
    • net stop spntsvc
    • net stop earthagent
    • net stop "TrendMicro Infrastructure" (※)

    ※「TrendMicro Infrastructure」はTrend Micro Control Managerエージェントを使用している場合にのみ停止する必要があります。
     
  2. バックアップファイルは「bak」という拡張子でServerProtectのインストールフォルダに保存されています。バックアップファイルのファイル名を元の名前に戻して、ServerProtectのインストールフォルダへ置き換えます。
     
  3. ファイルのロールバックが完了したら、次のコマンドを実行してServerProtectサービスを開始します。
    • net startspntsvc
    • net start earthagent
    • net start "TrendMicro Infrastructure"

本Patchを複数回インストールした場合は、2回目のインストール時に任意の方法で待避したバックアップファイルからファイルの復元を行ってください。


■寄せられる質問

(Q1) 事前に適用するPatch類が正しく適用されているにもかかわらず、本Critical Patch build 1095の適用に失敗します。何を確認したらよいでしょうか。

(A1) システム管理アプリケーションの影響などで、インフォメーションサーバのプロセスが完全に停止できていないことがあります。
手動でインフォメーションサーバのサービス"Trend ServerProtect Agent"を停止した後、"EarthAgent.exe"プロセスが残っていないことをタスクマネージャなどからご確認ください。
インフォメーションサーバのサービスが停止状態になっているにもかかわらずプロセスが残っている場合は、タスクマネージャなどから"EarthAgent.exe"を停止させてください。(64ビットOS上にインフォメーションサーバをインストールしている場合、タスクマネージャ上では「EarthAgent.exe *32」と表示されています。)

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(Q2) ServerProtect 5.8へアップグレードを検討しています。32ビット版一般サーバしかないので、Critical Patch build 1095は適用しなくてもかまいませんか。

(A2) はい、このCritical Patch build 1095で修正されるモジュールは64ビット版一般サーバのみとなります。そのため32ビット版のみを運用している環境では適用する必要はありません。

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(Q3) 本Critical Patchを適用せずにServerProtect 5.8へアップグレードすると、どのような現象が発生しますか。

(A3) インフォメーションサーバが複数の64ビット版一般サーバを管理しているとき、配信時に「プログラム」を選択してもServerProtect 5.8のプログラムが配信されません。また、「プログラム」以外を選択して配信した際に意図せずServerProtect 5.8のプログラムが配信されます。

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(Q4) 結果的にプログラムが配信されるのであれば問題ないと思うのですが、なぜ本Critical Patchを適用することを強く推奨するのでしょうか。

(A4) 多数の一般サーバを管理している環境では、一度に全てをアップグレードするのではなく、数回に分けてアップグレードを実施されるお客様がいらっしゃいます。そのような状況下で意図せずプログラムが配信されることを防ぐことが目的です。
インフォメーションサーバのバージョンと一般サーバのバージョンが長い期間異なってしまう状態は好ましくありませんが、移行途中の一時的な状態として発生しうる環境ですので、Critical Patchのリリースを行っています。

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(Q5) 今すぐにServerProtect 5.8へアップグレードする予定はありません。それでも本Critical Patchを適用する必要がありますか。

(A5) 今すぐに適用しなくてかまいません。ただし、今後ほかのPatch類が公開された際に適用の前提条件となる可能性があります。できるだけ早い段階での適用を検討されることをお勧めします。

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(Q6) 本Critical Patch適用後に管理コンソールからプログラムのバージョンを確認したところ、「5.70.0.1089」となっていました。正しくない表示なのでしょうか。

(A6) 本Critical Patchではバージョン表示の際に参照されるプログラムは更新されていません。そのため表記は1つ前のCritical Patch build 1089を適用したときの状態のままとなります。これは正しい動作です。
本製品Q&A中に記載の通り、直接"StUpdate.exe"のバージョン情報をご確認ください。

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(Q7) 本Critical Patchの適用時に32ビット版一般サーバのサービスは再起動されますか。

(A7) いいえ、Critical Patchの配信対象でないのでサービスは再起動されません。ただしインフォメーションサーバが32ビット版一般サーバと同一コンピュータにインストールされている場合、Critical Patchのインストーラを実行中に一度再起動されます。

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(Q8) 事情により数台の64ビット版一般サーバが停止状態もしくはネットワークから切り離されている状態となっています。しかし他のサーバはバージョン5.8へのアップグレードをすぐにでも行いたいと思います。
停止中のインフォメーションサーバからCritical Patchを配信する以外の方法で本Critical Patchを適用する方法はありませんか。

(A8) 修正対象となる"StUpdate.exe"だけを抜き出したものを用意しています。以下の手順に沿って適用を行ってください。

  1. "single_file_stupdate.zip"をダウンロードして、任意の場所に解凍します。
     
  2. 適用対象のコンピュータにて、"Trend ServerProtect"サービスを停止させてください。一般サーバのサービスなので、可能であればネットワークから切断した状態で作業されることをお勧めします。
     
  3. 次の場所にあるファイルをバックアップしてください。
    C:\Program Files\Trend\SProtect\x64\StUpdate.exe
     
  4. 手順1で解凍してできた"StUpdate.exe"を、以下のフォルダに上書きコピーします。
    C:\Program Files\Trend\SProtect\x64\
     
  5. "Trend ServerProtect"サービスを起動させてください。