「対話型サービス」のエラーがWindowsイベントログに記録される
製品・バージョン:
ServerProtect for Microsoft Windows/Novell NetWare 5.8
概要
Windows Server 2008にServerProtect 5.8をインストールしたところ、次のようなエラーメッセージが記録されていました。ServerProtectの動作には問題ありませんか。
- Trend ServerProtect Agent サービスは、対話型サービスとしてマークされています。しかし、システムは対話型サービスを許可しないように構成されています。このサービスは正常に機能しない可能性があります。
- StartAG サービスは、対話型サービスとしてマークされています。しかし、システムは対話型サービスを許可しないように構成されています。このサービスは正常に機能しない可能性があります。
- StartNS サービスは、対話型サービスとしてマークされています。しかし、システムは対話型サービスを許可しないように構成されています。このサービスは正常に機能しない可能性があります。
- Trend ServerProtect サービスは、対話型サービスとしてマークされています。しかし、システムは対話型サービスを許可しないように構成されています。このサービスは正常に機能しない可能性があります。

このエラーは、OSがユーザとサービスの対話を許可していないということを意味しています。
しかし、単にOSは警告しているだけであり、ServerProtectの動作には影響ありません。
"Trend ServerProtect"および"Trend ServerProtect Agent"サービスは、それぞれ一般サーバとインフォメーションサーバのプロセスです。
各サービスが直接ユーザに何らかの操作を求めることはなく、また、通常は管理コンソールなどのアプリケーションを通じて各サービスに対する命令を出しますので、対話型サービスに関するエラーメッセージが出力されていても、ServerProtectの動作には影響がありません。
"StartAG"および"StartNS"は、インストール時にServerProtectのサービスを起動させるために使用される一時的なサービスです。
OSによってこれらのサービスも監視されているため、同様のメッセージが記録されます。
こちらもユーザと対話を行うようなサービスではなく、内部的に処理が行われるものですので影響はありません。
なお、「対話型サービス」に関するメッセージをServerProtectのインストール時に出力させないようにすることはできません。
ServerProtectのインストール完了後は、サービスのプロパティに「デスクトップとの対話をサービスに許可」のオプションが自動的にOSによって付与されているので、そのようなメッセージはインストール時以外は記録されません。