Red Hat Enterprise Linux では、システムの初期設定でプロセスクラッシュ時に core ファイル(コアダンプ)を生成しない設定になっています。Agentプロセス(ds_agent)がクラッシュする問題を調査するために core ファイルを生成、取得するには、次の手順を行ってください。
1. core file size の hard limit を設定している場合は解除します。(OS の初期設定は unlimited です)。
# ulimit -H -c unlimited |
2. DAEMON_COREFILE_LIMIT パラメータをセットして、Agent を再起動します。
# env DAEMON_COREFILE_LIMIT=unlimited /etc/init.d/ds_agent restart |
3. プロセスクラッシュが発生時に、 /var/opt/ds_agent/core.<PID> を取得します。
[参考1]
システム起動時にも自動的に core ファイルを生成するように設定するには、/etc/init.d/ds_agent に次の行を追加してください。
DAEMON_COREFILE_LIMIT=unlimited |
[参考2]
Red Hat Enterprise Linux 5 では、次のコマンドで現在実行中のプロセスでの core file size の limit 設定値を確認できます。
# fgrep core /proc/`pgrep ds_agent`/limits Max core file size unlimited unlimited bytes |
core ファイルを生成する設定になっている場合は、上記のように「unlimited unlmited」と表示されます。