原因
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本事象は、RFC7627で定義された拡張マスター シークレットをDeep Security Agentが解読できないために発生します。
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一般的に「ハンドシェーク内の不正なパラメータ / Invalid Parameters In Handshake」は、ハンドシェークプロトコルのデコードの試行中に無効、または不正な値を確認した際にイベントとして記録されます。SSL資格情報のインポート後に本イベントがエラーが記録される理由は、SSL資格情報のインポート時の対象ポートで正しいポートが選択されていない「HTTP(S)」を選択したことが原因と考えられます。
例えば、SSL資格情報のインポート時に対象ポートとして「HTTP(S)」を選択していた場合、当該SSL資格情報で監視する対象ポートが「80, 443」となりますが、非SSL通信(80番への通信)に対してデコードを試行したため本イベントが記録されたなどが考えられます。 -
TLSプロトコルネゴシエーションでNPN、ALPNが使われているパケット受信した場合にも、本事象が発生する場合があります。これは、Deep SecurityがNPN、ALPNをサポートしていないためです。
対策
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条件1に合致する場合、Deep Security Agent 9.6 Service Pack 1 Patch 1 Update 4 (9.6.2-7599)以上にアップグレードする事によって、Deep Security Agent が拡張マスター シークレットを解読できるようになり、本事象は解決できます。
Deep Security Agentのアップグレードが即座にはできない場合、レジストリを編集して Extended Master Secret 拡張オプションを無効にするワークアラウンドでも回避可能です。詳細は以下のマイクロソフト技術情報をご参照ください。
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条件1に合致しない場合、インポートしたSSL資格情報の監視対象ポートの設定を正しく修正(上記の例では443のみを対象に変更) することで、本イベントは記録されなくなります。
なお、監視対象ポートの設定が正しいにも関わらず本イベントが記録される場合は、SSLではない不正な通信が送信されているものと考えられます。
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条件3に合致する場合、アプリケーション側でNPN、ALPNが使われないようにしてください。