脆弱性対策オプション(旧製品名:侵入防御ファイアウォール) (以下、IDF ) では、サーバからクライアント、クライアントからサーバの双方向の通信において名前解決ができる必要があります。
サーバからクライアントへの名前解決ができない環境の場合には、次の設定を行うことで、サーバプラグインからクライアントプラグインの通信に名前解決が必要なくなります。
- [管理ツール] > [サービス] から、ウイルスバスター コーポレートエディション (以下、ウイルスバスター Corp. ) サーバ上の「Intrusion Defense Firewall」サービスを停止します。
- ウイルスバスター Corp. サーバ上の次のフォルダにある、dsm.properties ファイルをテキストエディタで開きます。
(初期設定でのパス)
バージョン1.2
C:\Program Files\Trend Micro\OfficeScan\PCCSRV\Addon\Intrusion Defense Firewall\webclient\webapps\ROOT\WEB-INF
バージョン1.5C:\Program Files\Trend Micro\OfficeScan\Addon\Intrusion Defense Firewall\webclient\webapps\ROOT\WEB-INF
- 次のパラメータを挿入して、ファイルを保存します。
hssHostnameIPDisplaynameClientname=true
- [管理ツール] > [サービス] から、ウイルスバスター Corp. サーバ上の「Intrusion Defense Firewall」サービスを開始します。
この設定により、サーバプラグインの管理コンソールの上のコンピュータの表示が、次のように変化します。
(変更前) コンピュータ名のみ表示
(変更後) IP アドレス (コンピュータ名) の表示
この設定を行った後も、クライアントプラグインからサーバプラグインへの通信(本設定の趣旨とは逆方向)には、名前解決の仕組みが必要となります。
クライアントプラグインからサーバプラグインへの通信においても名前解決ができないような環境の場合には、サーバプラグイン管理コンソールの「システム設定」の画面から、通信方向の設定を「サーバプラグインによる開始」に設定する必要があります。