ディスクI/Oの多いアプリケーションや、大量のシステム リソースが必要なアプリケーションは、不正変更防止サービス(「挙動監視」と「デバイスコントロール」機能)と競合し、システムやアプリケーションのパフォーマンスが低下する現象が発生する可能性があります。
この問題が発生した場合、確認方法のひとつとして、TMPerfTool で不正変更防止サービスによって監視されている各プロセスの動作状況をリアルタイムで確認することが可能です。
ディスクI/Oが多いプロセスなどを不正変更防止サービスの監視対象から一時的に除外する機能を有していますので、挙動監視設定で除外リストに含めるべき除外プログラム(プロセス)の特定にも役立ちます。
下記にTMPerfToolの使用方法を記載いたします。
■手順:
- TMPerfTool についてはサポートセンターまでお問い合わせください。
- TMPerfTool.exe ファイルを任意のパスに保存します。
- TMPerfTool.exe を管理者権限で実行します。
- システムやアプリケーションのパフォーマンスが低下する現象が発生している際、[Analyze] をクリックします。
- I/Oの多いプロセスが動作している場合、いずれかのステータスバーが赤くなり、そのプロセスがハイライト表示されます。
必要に応じて、TMPerfToolの画面のスクリーンショットを取得してください。
- ハイライトされたプロセスがパフォーマンス低下の原因であるかどうかを確認するため、プロセスを選択して Running Event Summaryの[+] をクリックし、該当プロセスを不正変更防止サービスの監視対象から一時的に除外します。
- システムやアプリケーションのパフォーマンスが向上するかどうか確認します。
[-] をクリックしてパフォーマンスが再度低下する場合、そのプロセスがパフォーマンス低下の原因と考えられます。
この手順を疑わしいプロセス毎にくりかえしてください。
※64bit用 Tool は、[-] をクリックしても除外リストから削除されない不具合が確認されています。Undo ボタンをクリックし、除外リストから削除してください。 - パフォーマンス低下の原因と考えられるプロセスやアプリケーションの名前を書き留めて、[Stop] をクリックします。
- ログが必要な場合Running Event Summaryの[グラフ]のアイコン をクリックし、XML形式のファイル名を入力し、ファイルの保存場所を選択した後、 [保存] をクリックします。
- 画面右上の閉じるボタンをクリックし、本ツールの実行を終了します。