【警告】 確実にウイルスファイルではないという確認が取れているファイルのみを元の場所に戻してください。 ウイルスは正規のファイル名を偽装したり、正規のファイル自体に感染することがあります。検出されたファイルの取り扱いには十分にお気をつけください。 |
TMPSで検出したファイルを戻す状況は2種類あります。該当する状況を選んでファイルを元の場所に戻してください。
ただし読み取り権限のみしかない場所にファイルを戻すことはできません。これはTMPSの仕様です。
- 検索完了直後の場合
- 検索終了後、管理プログラムにログを同期(※)させていない場合
- 検索終了後、管理プログラムにログを同期(※)したものの、TMPSからログを削除していない場合
- 検索終了後、管理プログラムにログを同期(※)し、TMPSからログを削除した場合
※管理プログラムの[Scanning Tool]-[Import Logs]の機能を指します。
■検索完了直後の場合
TMPSは自動で処理を行うことはありません。
「Fix Problems」画面が表示されている状態ならば、まだ処理は行われていないので以下の手順で「Fix」処理を行わないように設定してください。
- Actionで「Ignore」を選び、[Ok]ボタンを押します。
- 「Ignore」が選ばれたままになっていることを確認した後、[Fix Now]ボタンを押してください。
- [Close]ボタンを押して画面を閉じます。
今回の検索結果および処理結果(処理を行わなかったこと)がUSBデバイス内のログに記録されます。
■管理プログラムにログを同期させていない場合
「Fix Problem」画面(検索完了時の画面)で処理を選んだ場合はUSBデバイス内にファイルが隔離されています。
下記の手順で隔離されたファイルを元の場所に戻してください。
- スキャンツールをコンピュータに接続して[Stop]ボタンを押します。
- [Ok]ボタンを押すと自動検索の開始が解除されます。
- 検出時のログを選択してください。
- 元に戻したい検出項目にチェックを入れ、[Restore]ボタンを押します。
[Ok]ボタンを押すと元の場所にファイルが書き戻されます。
書き戻したときの結果が表示されます。
- [Close]ボタンを押して画面を閉じてください。
- 誤警告(正しいファイルをウイルスとして検出した)の場合は、管理プログラムで修正済みのパターンファイルをダウンロードして、スキャンツールに同期させてください。
■ログの同期後にTMPSからログを削除していない場合
■ログの同期後にTMPSからログを削除した場合
ウイルスログおよびスキャンツールによって隔離されたファイルはスキャンツールがインストールされているコンピュータに暗号化されて格納されています。
- 最新版ダウンロードページから「バージョン1.0用 サポートツール」をダウンロードしてください。
以降、サポートツールのクイックスタートガイドに記載の「検索ツールへのログの書き戻し機能の使い方」に沿って操作を行います。
- Windowsエクスプローラーなどで管理プログラムがインストールされたコンピュータで、ログが格納されている場所を探します。
初期設定では次の場所にありますので、フォルダの更新日時を元に、検出時のログフォルダを確認してください。
C:\Program Files\Trend Micro\Portable Security\TMPS\
- TMPS(USBデバイス)をログを同期させた管理プログラムがインストールされているコンピュータに接続してください。
- サポートツールを実行し、[Move Back]タブにある[Browse] ボタンを押してください。
- 手順2で探したフォルダ(長いフォルダ名: {xxxxx-xxxx-xxxx-xxxx-xxxxxxxxxxxx} )を選んでください。
- [Transfer Files]ボタンをクリックします。
- [Yes] ボタンをクリックしてください。
隔離されたファイルおよび検索時のログがUSBデバイスに書き戻されます。
- [OK]を押して画面を閉じます。
- タスクバーの端にある通知領域からUSBデバイスのアイコンをクリックし、「ハードウェアの安全な取り外し」を行ってください。
- 以降「管理プログラムにログを同期させていない場合」と同様の手順でファイルを元の場所に戻してください。