作業手順
- Apex One サーバの管理コンソールにログインし、「プラグイン」から、プラグインマネージャをダウンロード、インストールします。
- 「Trend Micro VDIオプション」の [ダウンロード] ボタンをクリックし、プラグインプログラムをダウンロード、インストールします。
- [プログラムの管理] をクリックします。
- VDI プラグイン用に入手したアクティベーションコードを入力し、[保存] をクリックします。
- 「VMware vCenter Server」、「Citrix XenServer」、「Microsoft Hyper-Vプラットフォーム」のうち、対象とする仮想環境にチェックを入れ、[保存] をクリックします。
以降は、VMware vCenter Server を選択したと仮定して説明を続けます。
- VMware vCenter Server の IP アドレス、ユーザ名、パスワードを入力し、「この接続を有効にする」にチェックを入れます。Apex One サーバと VMware vCenter Server との間にプロキシサーバを使用する場合は、プロキシ関連の情報も入力します。
複数のvCenter Serverを登録したい場合、「新しいvCenter接続の追加」をクリックして同様の手順を繰り返します。
全ての情報の入力が完了したら、「保存」をクリックします。
- ポート番号は、初期設定で"443"が登録されています。変更する場合は、設定したいポート番号に変更してください。
- 登録可能はプラットフォームは一種類、最大64台まで登録可能です。
- Apex One サーバがインストールされているサーバにログインし、以下のフォルダ内の下記ファイルをコピーします。
GUI にてツールを実行する場合
TCacheGen.exe ・・・ x86 プラットフォーム用
TCacheGen_x64.exe ・・・ x64 プラットフォーム用
コマンドラインにてツールを実行する場合
TCacheGen.exe、TCacheGenCli.exe ・・・ x86 プラットフォーム用
TCacheGen_x64.exe、TCacheGenCli_x64.exe ・・・ x64 プラットフォーム用
<インストールフォルダ> \PCCSRV\Admin\Utility\TCacheGen\
初期設定のインストールフォルダは以下です。
C:\Program Files (x86)\Trend Micro\Apex One
- コピーしたファイルを、マスターイメージとして準備してある OS の、Apex One エージェントのインストールフォルダにコピーします。
- Apex One エージェントの初期設定のインストールフォルダは以下です。
x86 プラットフォーム
C:\Program Files\Trend Micro\Security Agent
x64 プラットフォーム
C:\Program Files (x86)\Trend Micro\Security Agent
- 事前にマスターイメージとなる OS に、Apex One エージェントがインストールされている必要があります。
- ファイルのコピー前に Apex One エージェントをアンロード(終了)し、コピー完了後にエージェントをリロード(起動)してください。
アンロード/リロードの手順は以下の製品Q&Aをご参照ください。
Apex Oneセキュリティエージェントのアンロード/リロードの実施手順
- TCacheGen.exe を右クリックし、「管理者として実行」より実行します(x64環境では TCacheGen_x64.exe)
※コマンドラインでの実行方法は「管理者ガイド」をご参照ください。
- 次のような画面が表示されるので、「事前検索テンプレートを生成してGUIDを削除する」ボタンを押下します。
- 「事前検索テンプレートからGUIDを削除する」はテンプレートを作成せずに、エージェントのGUIDのみをリセットしたいような場合に押下します。
- 事前検索テンプレートとは、VDI 環境において、マスターイメージ作成時から更新のあったファイルのみを検索対象とし、検索時のI/O負荷を軽減するための、事前作成するホワイトリストファイルです。
- 「事前検索テンプレートを生成してGUIDを削除する」ボタンを押下すると、ウイルス検索(手動検索)も同時に実行されます。
この時の検索により検知が発生すると、次のようなエラーとなり事前検索テンプレートの生成が中断されます。
※検知時の隔離処理などは正常に実行されます。
その場合は事前にウイルス検索を実行し脅威を取り除いた後、TCacheGen.exe を再度実行してください。
- Apex One エージェントのアンロード/アンロックパスワードを入力します。
- 次のように、ファイルの検索が開始されます。
- 正常に検索が完了すると、次の画面が表示されます。[OK] ボタンを押下して画面を閉じます。
- ツールの実行後に以下のエラーが発生する場合、管理者として実行されていることをご確認ください。
- Apex One エージェントのインストールフォルダに、事前検索テンプレート (TCache.bin) が作成されていることを確認します。
※初期設定で、C:\Program Files\Trend Micro\Security Agent\TCache.bin
- タスクトレイの Apex One エージェントのアイコンが消えていることを確認します。
- 次のレジストリ値が空であることを確認します。
キー名(64bit): HKLM\SOFTWARE\Wow6432Node\TrendMicro\PC-cillinNTCorp\CurrentVersion\
名前: GUID
種類: REG_SZ
データ: (空欄)
この値は、Apex One サーバが Apex One エージェントを一意に識別するための値で、次のOS起動時に新しく生成されます。
- 次のレジストリ値が設定されていることを確認します。
キー名(64bit):HKLM\SOFTWARE\Wow6432Node\TrendMicro\PC-cillinNTCorp\CurrentVersion\Misc.
名前:VDIEnabled
種類:REG_DWORD
データ:1
この値は、Apex One エージェントが、自身がVDI環境にいるかどうかを判別するための値です (1 = VDI環境)。
- OS をシャットダウンします。
- Apex One サーバがインストールされている OS にログインし、[管理ツール] > [サービス] から、Apex One Master Service を停止します。
- Apex One サーバ上の次のファイルをテキストエディタで開きます。
<install_dir>\PCCSRV\Private\VDI.ini
- 同一仮想環境における同時検索制限数、同時アップデート制限数を調節するため、
各バージョン毎に下記のパラメータを使用します。
[TaskController] セクション
"Controller_02_MaxConcurrentGuests"
"Controller_03_MaxConcurrentGuests"
各パラメータの意味は次の通りです。
意味: 同一仮想環境内において、同時に ScanNow/手動/予約 検索が実行できるエージェント台数の最大値
初期設定: 1
最小値: 1
最大値: 65536
意味: 同一仮想環境内において、同時に 手動/予約コンポーネントアップデートが実行できるエージェント台数の最大値
初期設定: 3
最小値: 1
最大値: 65536
設定変更後にファイルを保存します。
- 変更した設定を反映させるため、Apex One サーバがインストールされている OS にログインし、[管理ツール] > [サービス] から、Apex One Master Service を開始します。
- シャットダウンした OS のマスターイメージを配布します。次回の OS 起動時に、新しい Apex One エージェントの GUID が割り当てられます。