■Patch 2とは
Patch 2とは、ServerProtect for Windows (以下 ServerProtect) 5.8 のリリース以降にリリースされたすべての修正を含む累積的な修正プログラムです。
■インストールの前に
インストールを行なう前に、付属のReadmeファイルおよび管理者ガイドをお読みください。ServerProtectのご利用にあたり重要な情報が記載されています。
また、本Patch 2 (5.8 Build 1270)の適用前にServerProtect 5.8 マスタープログラムがインストールされている必要があります。
ServerProtect for Windows 5.8 マスタープログラム | ||||
プロダクト | バージョン | サイズ | 日付 | ユーザガイド |
spnt58_win_r2.zip | 5.8 build 1179 (VSAPI 8.950) | 228.1MB (239,271,928 bytes) | 2010/10/20(※) | Readme クイックスタートガイド |
ServerProtect for Windows 5.8 用 Patch 2 (build 1270) | ||||
プロダクト | バージョン | サイズ | 日付 | ユーザガイド |
spnt_580_win_jp_patch2.zip | 5.8 build 1270 | 7.88 MB (8,270,684 バイト) | 2010/11/25 | Readme |
■システム要件
ServerProtect for Windows 5.8のシステム要件に準じます。
■インストール手順
本Patchの適用手順は以下の通りです。
【警告】 管理下の一般サーバを段階的アップグレードしている途中で、バージョン5.58/5.7の一般サーバが残っている場合、すべての一般サーバのアップグレードが完了してからPatch 2を適用してください。 Patchを適用すると無条件でファイルが置き換えられるため、ServerProtect 5.58/5.7でバージョン5.8のコンポーネントを使うことになります。これにより、プログラムの配信やインフォメーションサーバによる管理ができなくなる恐れがあります。 |
- Patchのインストーラを実行する前に、次のフォルダ内にファイル/フォルダが存在している場合は、バックアップの後、削除してください。(以前、Patchを適用したことがある場合、"HotFix"フォルダ内にファイルが存在します。)
C:\Program Files\Trend\SProtect\HotFix\ 配下
- spnt_580_win_jp_patch2.zipをダウンロードし、解凍してできた"spnt_580_win_jp_patch2.exe"を実行します。
必要なファイルの解凍が始まります。
- 使用許諾書に同意します。
- [インストール]ボタンを押します。
- インストールが開始されます。
※「TMPatch determined that this package is not suitable for current ServerProtect version.」と表示された場合は、ServerProtectのバージョンが5.8でないか、日本語版ではないことを意味します。
- インストールが完了したら[OK]を押して画面を閉じてください。
30秒ほどすると各一般サーバにPatchのモジュールが自動的に配信されます。このとき、配信先の一般サーバはPatchを適用するために"Trend ServerProtect"サービスが再起動されます。
■予想適用時間
平均2分間
この値は弊社検証環境における修正プログラム適用に要した時間を記載したものです。ネットワーク環境や適用するコンピュータの性能などによって適用時間は異なります。あくまでも目安としてご利用ください。
■インストールの確認手順
インストールおよびアップデートの確認手順は次の通りです。
本 Patch が適用されたかどうかについて確認するには、Readmeの「9. ファイル一覧」に記述されているファイルのプロパティを表示します。ビルド番号が正しければ、新しいファイルが適用されています。
■インストールの後に
インストールを行なった後に、ウイルスパターンファイルおよびウイルス検索エンジンのアップデートを行なうことを強くお勧めします。最新のウイルスに対応するために、ウイルス検索エンジン、ウイルス検索パターンファイルを、常に最新の状態に保っていただく必要があります。
■アンインストール (ロールバック)手順
本Patchをアンインストールして、以前のビルドにロールバックするには、次の手順に従ってください。
<一般サーバ>
- 以下のサービスを停止します。。
- Trend ServerProtect
- Trend ServerProtect Agent (インフォメーションサーバと同居の場合)
- Trend Micro Management Infrastructure (※)
※「Trend Micro Management Infrastructure」はTrend Micro Control Managerエージェントを使用している場合にのみ停止する必要があります。
- バックアップファイルは「bak」という拡張子でServerProtectのインストールフォルダに保存されています。バックアップファイルのファイル名を元の名前に戻して、ServerProtectのインストールフォルダへ置き換えます。
- ファイルのロールバックが完了したら、手順1で停止したServerProtectの各サービスを開始します。
- Trend ServerProtect
- Trend ServerProtect Agent
- Trend Micro Management Infrastructure
本Patchを複数回インストールした場合は、2回目のインストール時に任意の方法で待避したバックアップファイルからファイルの復元を行ってください。
<インフォメーションサーバ>
- 管理コンソールを閉じます。管理コンソールが閉じている場合は、次の手順に進みます。
- インフォメーションサーバのサービス"Trend ServerProtect Agent"を停止します。
- ServerProtectホームディレクトリ内の「is_backup/filegroup10」ディレクトリに格納されているバックアップファイルをServerProtectホームディレクトリにコピーします。
- インフォメーションサーバのサービス"Trend ServerProtect Agent"を起動します。
<Trend Micro Control Manager エージェント>
- インフォメーションサーバのサービス"Trend ServerProtect Agent"を停止します。
- "Trend Micro Management Infrastructure"サービスを停止します。
- ServerProtectホームディレクトリ内の「is_backup/filegroup100」ディレクトリに格納されているバックアップファイルをServerProtectホームディレクトリにコピーします。
- インフォメーションサーバのサービス"Trend ServerProtect Agent"を起動します。
- 「Trend Micro Management Infrastructure」サービスを起動します。
■寄せられる質問
(Q1) 適用対象のビルド/バージョンのServerProtectを使用していますが、本Patchの適用に失敗します。何を確認したらよいでしょうか。
(A1) システム管理アプリケーションの影響などで、インフォメーションサーバのプロセスが完全に停止できていないことがあります。
手動でインフォメーションサーバのサービス"Trend ServerProtect Agent"を停止した後、"EarthAgent.exe"プロセスが残っていないことをタスクマネージャなどからご確認ください。
インフォメーションサーバのサービスが停止状態になっているにもかかわらずプロセスが残っている場合は、タスクマネージャなどから"EarthAgent.exe"を停止させてください。(64ビットOS上にインフォメーションサーバをインストールしている場合、タスクマネージャ上では「EarthAgent.exe *32」と表示されています。)
--- --- --- --- --- ---
(Q2) スパイウェアパターンファイル1.xxx.00以降をダウンロードして一般サーバに配信しましたが、一般サーバの再起動後に0.xxx.00台のバージョンに戻ってしまいます。この現象はPatch 2を適用することにより解消されるのでしょうか。
(A2) Patch 2によって修正される内容の「問題9」に該当します。Patch 2を適用してください。
--- --- --- --- --- ---
(Q3) 「Patch 1で修正された既知の問題」の問題2に記載されているルートキット対策ドライバの配信時の問題は、どのような環境で発生しますか。
(A3) ServerProtect 5.58から5.8へアップグレードした全ての環境で発生します。以下の環境では発生しません。(Trend Micro Control Managerの有無は関係ありません。)
- ServerProtect 5.7から5.8へアップグレードした環境
- ServerProtect 5.8を新規インストールした環境
■その他の情報
<修正されるファイル一覧>
ファイル名 | ビルド番号 |
管理コンソール | |
Admin.exe | 5.80.0.1270 |
Adm_enu.dll | 5.80.0.1270 |
AgentClient.dll | 5.80.0.1270 |
spuninst.exe | 5.80.0.1270 |
Control Manager エージェント | |
libEN_Product.dll | 5.80.0.1270 |
インフォメーションサーバ | |
DeployTool.exe | 5.80.0.1270 |
Earthagent.exe | 5.80.0.1270 |
StRpcCln.dll | 5.80.0.1270 |
Spuninst.exe | 5.80.0.1270 |
Spuninstrc.dll | 5.80.0.1270 |
AgentClient.dll | 5.80.0.1270 |
TmNotify.dll | 5.80.0.1270 |
EventMsg2.dll | 5.80.0.1270 |
CheckEVC.dll | 5.80.0.1270 |
RemoteInstall.exe | 5.80.0.1270 |
StCommon.dll | 5.80.0.1270 |
GetRemoteVer.dll | 5.80.0.1270 |
一般サーバ (32ビット) | |
AgRpcCln.dll | 5.80.0.1270 |
LogMaster.dll | 5.80.0.1270 |
LogDb.dll | 5.80.0.1270 |
LogDBTool.dll | 5.80.0.1270 |
StCommon.dll | 5.80.0.1270 |
StRpcCln.dll | 5.80.0.1270 |
StRpcSrv.dll | 5.80.0.1270 |
StUpdate.exe | 5.80.0.1270 |
SpntSvc.exe | 5.80.0.1270 |
eng50.dll | 5.80.0.1270 |
GetRemoteVer.dll | 5.80.0.1270 |
Quarantine.exe | 5.80.0.1270 |
TmNotify.dll | 5.80.0.1270 |
EventMsg2.dll | 5.80.0.1270 |
CheckEVC.dll | 5.80.0.1270 |
Spuninstrc.dll | 5.80.0.1270 |
spuninst.exe | 5.80.0.1270 |
AgentClient.dll | 5.80.0.1270 |
Notification.dll | 5.80.0.1270 |
一般サーバ (64ビット) | |
AgRpcCln.dll | 5.80.0.1270 |
LogMaster.dll | 5.80.0.1270 |
LogDb.dll | 5.80.0.1270 |
LogDBTool.dll | 5.80.0.1270 |
StCommon.dll | 5.80.0.1270 |
StRpcCln.dll | 5.80.0.1270 |
StRpcSrv.dll | 5.80.0.1270 |
StUpdate.exe | 5.80.0.1270 |
SpntSvc.exe | 5.80.0.1270 |
eng50.dll | 5.80.0.1270 |
GetRemoteVer.dll | 5.80.0.1270 |
Quarantine.exe | 5.80.0.1270 |
StUpadte_32.exe | 5.80.0.1270 |
TmNotify.dll | 5.80.0.1270 |
EventMsg2.dll | 5.80.0.1270 |
Spuninstrc.dll | 5.80.0.1270 |
spuninst.exe | 5.80.0.1270 |
CheckEVC.dll | 5.80.0.1270 |
AgentClient.dll | 5.80.0.1270 |
Notification.dll | 5.80.0.1270 |
一般サーバHotFixファイル | |
Hotfix.ini | n/a |
Patchファイル | |
Tmpatch.exe | 2.0.0.1022 |
readme.txt | n/a |
hotfix.ini | n/a |
license.txt | n/a |
<Patch 2で修正される内容>(Readmeより抜粋)
問題1: 修正1: - ServerProtectが複数のアップデート処理を同時に実行できるようになります。 - アップデート処理にタイムアウトメカニズムが追加されます。これにより、 修正2: 修正3: - メールの件名のエンコード処理を有効または無効にする 手順3: 1. レジストリ情報をバックアップします。 2. 次のキーをレジストリに追加して、適切な値を設定します。 パス: HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\TrendMicro\ServerProtect 修正4: 注意: アップグレードを実行することをお勧めします。 修正5: 修正6: 修正7: 修正8: 手順8: パス: HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\TrendMicro 修正9: |