InterScan Messaging Security Suite 9.1 Linux版 および InterScan Messaging Security Virtual Appliance 9.1 の動作に関しては こちら を参照してください。
1. 保存日数
2. ディスク割り当てのサイズ
InterScan MSS、IMSVA では隔離およびアーカイブ領域のディスク割り当てサイズを確認する際にパフォーマンスを重視した確認方法を実施しています。
そのため、InterScan MSS、IMSVA が認識するディスクサイズとOSが認識しているディスクサイズが異なる可能性があり、意図せず隔離およびアーカイブされたメールが削除されることがあります。
なお、スパムメールなどの急激な増加やサイズの大きいメッセージが隔離された場合に発生する可能性が高まります。
■回避方法
以下のうちいずれかの対処方法をお選びください。
ご注意:
これらの方法を実施した場合、隔離およびアーカイブされたメールデータによってディスク領域を圧迫する可能性がございます。実施前に必ずディスクの空き領域をご確認ください。
設定実施後は定期的にディスク容量をご確認いただく事を推奨いたします。
1. ディスクの割り当てサイズに999GBの最大値を設定する方法
2. ディスクの割り当てサイズによる隔離およびアーカイブ領域の削除を停止する方法
それぞれの、設定方法は次のとおりです。
1. ディスクの割り当てサイズに999GBの最大値を設定手順
※こちらの方法は、ディスク割り当てのサイズによる削除が実施される可能性があります。
手順1.
管理コンソール左のメニューより、[隔離およびアーカイブ] - [設定] - 「ディスク割り当て」を選択します。
手順2.
999GB を設定します。
手順3.
[保存]をクリックして保存します。
以上で作業は完了です。
2. ディスクの割り当てサイズによる隔離およびアーカイブ領域の削除を停止手順
※本作業の実施後は、ディスクの割り当てサイズによる削除機能を完全に停止し、設定した保存日数を経過したメールのみが削除されるようになります。
手順1.
vi などで、<$IMSS_HOME>/config/imss.ini を開きます。
※<$IMSS_HOME>は初期設定では、/opt/trend/imss です。
手順2.
以下のように [imss_manager] セクションにおいて、enable_qarea_purge_by_size_thd の設定を変更し、保存します。
[imss_manager]
enable_qarea_purge_by_size_thd=no
手順3.
以下のコマンドで、imssmgr を再起動します。
# <$IMSS_HOME>/script/S99MANAGER restart
以上で作業は完了です。