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「遅延検索」は、大きいサイズのファイルをダウンロードする際に、タイムアウト防止の為に使用される機能となります。
ファイルをダウンロードする際の順序としましては、以下の様になります。

1. クライアントからIWSSへHTTPリクエスト

2. IWSSからWebサーバへHTTPリクエスト

3. WebサーバからIWSSへデータのダウンロード (HTTPのレスポンス)

4. IWSS上で、そのデータの検索処理

5. IWSSからクライアントへのデータの配信 (HTTPのレスポンス)

しかし、この順序で処理を行いますと大きいファイルをダウンロードする際には、3、4番の処理に時間がかかりIWSSとクライアントの間でタイムアウトが発生してしまう場合があります。このタイムアウトを防止するために、「遅延検索」では、IWSSとWebサーバ間のデータダウンロードを行っている際に、そのデータの一部をクライアントへ配信する機能となります。
つまり、3、4番の処理を行っている間に並行して5番の処理を行うことになります。

この際、クライアントへダウンロードされるデータは、未検索のデータが送信されますが「遅延検索」の機能としては全ての
データをクライアントへは配信しません。残りのデータは、IWSS上でそのデータの検索後に配信されるようになります