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Deep Security 9.0 以降より、”Deep Packet Inspection”および”DPI” が"侵入防御" に名称変更されました。

■現象
以前のバージョンからDeep Security Manager 7.5 SP2(7.5.6323)、または、以前のバージョンからDeep Security Manager 8.0SP1 Windows版(8.0.2224)にアップグレードした場合に、PDF形式のレポートを出力すると日本語が正しく表示されず一部の文字が欠落して表示されます。
また、Deep Security Manager 8.0 SP1 Linux版(8.0.2224) を新規インストールした環境で、PDF形式のレポートを出力すると日本語のフォントが表示されません。

※画像はWindows版のものです。

■原因
Windows版:

以前のバージョンで設定されている英語用のフォント情報が残っているために発生します。
なお、この問題はDeep Security Manager 7.5 SP2または、8.0SP1を新規インストールした場合は発生しません。

Linux版:
日本語用フォントの設定が正しく実施されておりませんでした。


■対処方法
Windows版:
Deep Security Managerがインストールされたサーバで、次の手順を実行してください。
  1. コマンドプロンプトを開き、Deep Security Managerのインストールフォルダに移動します。
    (初期設定では C:\Program Files\Trend Micro\Deep Security Manager\ です。) 
    cd "C:\Program Files\Trend Micro\Deep Security Manager"
  2. 次のコマンドを実行します。設定が変更されてDeep Security Managerサービスが再起動されます。
    dsm_c -action changesetting -name configuration.reportFont -value C:\WINDOWS\Fonts\msgothic.ttc,0

Linux版:
Deep Security Managerがインストールされたサーバで次の手順を実行してください。
  1. コマンドプロンプトを開き、Deep Security Managerのインストールフォルダに移動します。
    (初期設定では /opt/dsm です。) 
    cd /opt/dsm/
  2. 次のコマンドを実行します。設定が変更されてDeep Security Managerサービスが再起動されます。
    dsm_c -action changesetting -name configuration.reportFont -value <日本語フォントの絶対パス>

    <日本語フォントの絶対パス>の参考例:

    Red Hat Enterprise Linux 5:

    fonts-japanese パッケージの

    /usr/share/fonts/Japanese/TrueType/sazanami-gothic.ttf


    Red Hat Enterprise Linux 6:

    vlgothic-fonts パッケージの

    /usr/share/fonts/vlgothic/VL-Gothic-Regular.ttf

  3. Red Hat Enterprise Linux/CentOS 6.1以降の場合は、次のコマンドを実行してフォント設定を更新してください。

    cd /opt/dsm/jre/lib

    cp fontconfig.RedHat.6.0.properties.src fontconfig.RedHat.properties