Trend Micro Hosted Email Security (以下、HES)でドメイン登録後、デフォルトで設定されるポリシールールの設定について以下に記載します。
Trend Micro Email Securityにつきましては、こちらをご参照ください。
※以下のルールが初期設定として、自動的に付与され、適用される順序で記載されています。
※製品により初期設定に存在しないルールがあります。
受信保護設定
順序 | ルール名 | 検索条件(or条件) | 処理 |
---|---|---|---|
1 | Virus | ・メッセージに次を含む:不正プログラムコードを含むメッセージ | 隔離 |
2 | High-risk attachment | いずれか一致 ・添付ファイルの名前または拡張子: 「ブロックが推奨されるファイル拡張子」 ・添付ファイルのMIMEコンテントタイプ: 「オーディオ」「ビデオ」 ・添付ファイルの実際のファイルタイプ: 「実行可能ファイル」「メディア」 ・添付ファイルのサイズが次に一致する:>5MB ・添付ファイルの数が次に一致する:>20 | 隔離 |
3 | Exceeding msg size or # of recipients | いずれか一致 ・メッセージサイズが次に一致する:>50MB ・受信者の数:>50 | 隔離 |
4 | Spam or Phish | ・スパムメール:中低 ・ビジネスメール詐欺(BEC):解析済み ・フィッシング及びその他の疑わしいコンテンツ ・グレーメール ・Webレピュテーション ・ソーシャルエンジニアリング攻撃 | 隔離 |
5 | Newsletter or spam-like | ・スパムメール:中高 ・グレーメール ・Webレピュテーション | 件名にタグを挿入(Spam>) |
6 | Probable BEC threat | ・ビジネスメール詐欺(BEC): ・スパムメール対策エンジンで脅威の可能性 | 本文にスタンプを挿入(Probable BEC thread) |
7 | Password protected | ・添付ファイルが次の状態:パスワードで保護されている | 本文にスタンプを挿入(Unscanned Attachment) |
ポリシーステータスは「有効」です。
受信者は「*@<自ドメイン>」、送信者は「任意のアドレス」です。
送信保護設定
順序 | ルール名 | 検索条件(or条件) | 処理 |
---|---|---|---|
1 | Global Outbound Policy (Virus) | ・駆除可能な不正プログラムまたは不正プログラムコード ・マスメーリング型の駆除不能なウイルスまたは不正プログラムコード ・マスメーリング型ではない駆除不能なウイルスまたは不正プログラムコード | メッセージ全体を削除、通知送信 |
2 | Global Outbound Policy (Spam or Phish) | ・スパムメール:中低 ・フィッシングおよびその他の疑わしいコンテンツ | メッセージをインターセプトしない |
3 | Outbound - Virus | ・メッセージに次を含む:不正プログラムコードを含むメッセージ | メッセージ全体を削除 |
4 | Outbound - High-risk attachment | いずれか一致 ・添付ファイルの名前または拡張子: 「ブロックが推奨されるファイル拡張子」 ・添付ファイルのMIMEコンテントタイプ: 「オーディオ」「ビデオ」 ・添付ファイルの実際のファイルタイプ: 「実行可能ファイル」「メディア」 ・添付ファイルのサイズが次に一致する:>5MB ・添付ファイルの数が次に一致する:>20 | メッセージ全体を削除 |
5 | Outbound - Exceeding msg size or # of recipients | いずれか一致 ・メッセージサイズが次に一致する:>50MB ・受信者の数:>50 | メッセージ全体を削除 |
6 | Outbound - Spam or Phish | ・スパムメール:中低 ・フィッシング及びその他の疑わしいコンテンツ ・マーケティングメッセージ | 隔離 |
ポリシーステータスは「Global Outbound Policy」を除き全て「無効」です。
受信者は「任意のアドレス」、送信者は「*@<自ドメイン>」です。