製品の詳細なログを出力する・ウイルスに感染したコンピュータを復元する・製品の詳細設定を変更する等で、レジストリエディタを使用してレジストリ値の編集・追加・削除等を行う必要性が生じる場合があります。
レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースです。
レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合がありますので、レジストリの編集前に必ずバックアップを作成することを推奨いたします。
ここでは、レジストリエディタのバックアップ作成手順について解説します。
以下ではWindows 7の画面で解説しますが、Windows Vistaについてもほぼ同じ手順で操作が可能です。
手順1. [スタート]ボタンをクリックし、検索ボックスに "regedit" と入力します。
※regedit は半角英数字で入力する必要があります。(大文字/小文字は区別されません)
手順2. 上部に表示されるプログラムの一覧より、"regedit.exe" 上で右クリックし、
表示されたコンテキストメニューより [管理者として実行] をクリックします。
※ユーザーアカウント制御画面が表示されれば [はい] もしくは [続行] をクリックします。
手順3. 「レジストリエディタ」が起動します。
メニューバーにある[ファイル]から[エクスポート]を選択します。
手順4. 「レジストリファイルのエクスポート」ダイアログボックスが表示されます。
以下の項目を設してから、「保存」ボタンをクリックしてバックアップしてください。
保存する場所 :ご自身のわかりやすい場所(マイドキュメントなど) ファイル名 :任意のファイル名(例:backup など) ファイルの種類 :登録ファイル(*.reg) もしくはレジストリファイル(*.reg) エクスポート範囲 :すべて ※指定した一部キー配下の保存も可能です
手順5. バックアップが完了したら、[閉じる (画面右上の×)]ボタンをクリックし、
「レジストリエディタ」を終了します。
※バックアップ中はマウスのアイコンが待ち状態のマークになります。
通常の矢印に戻ったらバックアップは完了です。
なお、バックアップ完了後の確認画面は表示されません。
※本手順にて正常にバックアップが作成されない場合は、ご利用のコンピュータメーカー様か
Microsoft社にご相談ください。
作成したバックアップファイルにて、レジストリを編集/削除した場合もバックアップを採取した時の状態に
戻すことができます。
バックアップファイルは、レジストリ編集後もコンピュータの動作に問題がないなど、必要がなくなった
時点で削除してください。
【参考:レジストリファイルの適用方法】
コンピュータの動作がおかしいなど、レジストリをバックアップ採取時の状態にもどしたい場合は、
バックアップファイルをダブルクリックすることでレジストリの設定を元の状態に戻すことができます。
手順1. バックアップファイル (例:buckup.regなど)をダブルクリックで実行します。
手順2. 下記の画面ショットのように確認のメッセージが表示されますので、[はい]をクリックします。
手順3. レジストリファイルの適用が正しく完了すると、「<レジストリファイル名>に含まれるキーと
値が、レジストリに正常に追加されました。」と表示されますので、[OK]をクリックします。
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バックアップ後のレジストリ編集手順については、以下を参照ください。
・レジストリキーの削除方法
・レジストリ値の削除方法
・レジストリ値の編集方法