「スマートスキャン」ではスマートスキャンサーバと常時接続できていることを前提としています。
そのため、スマートスキャンサーバと接続ができない環境になった場合、いくつかの影響がございます。
なお、スマートスキャンサービスはウイルスバスタービジネスセキュリティサービスでは「Smart Protection サービス」と表示されます。
Smart Protection サービスが切断と判断される条件
スマートスキャンサーバへの接続が一定期間内に一定回数失敗した場合、Web管理コンソールにおいて、ステータスが「切断」となります。
スマートスキャンサーバとの接続が途絶えた場合の影響について
スマートスキャンサーバとの接続ができない場合、スマートスキャンエージェントパターンおよびスマートクエリフィルタの更新ができず、最新の脅威に対応できなくなります。また、スマートスキャンサーバとの接続が途絶えることによって、以下の通り一部ファイルが完全に検索されない状況になります。
ステータス「切断」の場合に対応できること
- スマートスキャンエージェントパターンによる検索処理
- 以前スマートスキャンサーバに問い合わせた際の検索結果(キャッシュ)による検索処理
上記1.2項はスマートスキャンエージェントパターンまたはキャッシュの記録によって、マルウェアに対する検索処理が可能です。
- スマートクエリフィルタによる疑わしいファイルの特定
(注:検索処理はおこなわれません。)
ステータス「切断」の場合に対応できないこと
- スマートクエリフィルタによって疑わしいと判定されたファイルのスマートスキャンサーバへの問い合わせ(実際の検索処理)
上記3.4項は、スマートクエリフィルタによって疑いのあるファイルであると判断された場合、該当のファイルをセキュリティエージェント(ビジネスセキュリティクライアント)がローカルに保持しておきます。そして、定期的にスマートスキャンサーバへ接続確認をおこない、スマートスキャンサーバとの接続が復帰したタイミングで保持しておいたファイルの問い合わせをスマートスキャンサーバに対しておこないます。このため、スマートスキャンサーバとの接続状態が不安定な場合、スムーズな検索処理がおこなわれずセキュリティリスクが発生する場合があります。