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この設定方法は、以下のServerProtectファミリで有効です。

・ServerProtect for Windows 5.8 Patch 1 (ビルド 1240) 以上
・ServerProtect for NetApp 5.8
・ServerProtect for EMC 5.8

ServerProtectのログは「SpntLog.dbf」ファイルに記録されています。データベースファイルのサイズまたは日数が設定値を超過した際に「SpntLog.dbf」ファイルのバックアップファイルを作成するよう、ユーザはServerProtectを設定することができます。
バックアップファイルの作成後、ServerProtectは何も記録されていないデータベースファイルを作成し、バックアップファイルの名前を次のように変更します。

データベースのファイルサイズが超過した際に作成されるバックアップファイルの名前は次のようになります。

Spnt(YYYYMMDDhhmmss)_S.dbf

データベースの日数が超過した際に作成されるバックアップファイルの名前は次のようになります。

Spnt(YYYYMMDDhhmmss)_D.dbf

「YYYYMMDDhhmmss」には先頭から年、月、日、時間、分、および秒に対応する数字が入ります。

たとえば、2001年10月24日午前10時53分12秒にファイルサイズの超過により「SpntLog.dbf」ファイルのバックアップファイルが作成された場合、ServerProtectはバックアップファイルの名前を次のように変更します。

Spnt20011024105312_S.dbf

【注意:1】
この設定を行わない場合、初期設定のログサイズ(10MB)のみを基準としてログローテートされます。ServerProtect for Windows 5.8の初期ビルドではサービス再起動時にのみログローテートされていたのに対し、Patch1以降では既定のログサイズを超過した時点でログローテートされますので、設定を行わなくても約10MB単位でログファイルが分割されます。
ServerProtect for Windows 5.8の初期ビルドおよび過去のバージョンにおけるログローテートの仕様については、以下の製品Q&Aを参照してください。

ログ(SpntLog)の自動削除/自動バックアップ機能
ログ(SpntLog)データファイルのサイズ変更方法

【注意:2】
手順で示されている「経過日数」とは、サービス起動後の経過日数です。
※日付が変わると1日経過したとみなされます。
ログファイルのタイムスタンプや記録されているログの日時がどんなに古くても、サービス起動後に設定された日数を経過しないとログローテーションは実行されません。
また、設定された日数を経過し、最初にログに書き込まれたタイミングでローテートされるので、 ログに何も書き込まれない状態が続いた場合は、 設定された日数を経過してもログローテーションは実行されません。


【設定手順】
このオプションを設定するには、次の手順に従ってください。

1.
レジストリ情報をバックアップします。

2.
一般サーバ(スキャンサーバ)でレジストリエディタを開きます。

3.
次のキーを追加し、適切な値を設定します。

パス:
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\TrendMicro\ServerProtect\CurrentVersion\SpntService

キー:
MaxDbSize (データベースファイルの最大サイズを指定します。単位は「MB」です。)
MaxDbDay (
最大経過日数を指定します。単位は「日」です)

: DWORD

4.
一般サーバ(スキャンサーバ)で"Trend ServerProtect"サービスを再起動します。


**警告**
レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースです。
レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。なお、レジストリの編集前に、必ずバックアップを作成することを推奨いたします。バックアップ方法の詳細は、ご使用のWindowsのヘルプをご参照ください。