- TMSMサーバのアンインストールは、ウイルスバスター ビジネスセキュリティの管理コンソールから実行する方法を推奨します。
そちらからのアンインストールに失敗する場合のみ、手動アンインストールを実行してください。 -
明記している手順の中で「該当しないもの」「存在しないもの」などが存在している場合は、その手順を省いていただき、 次の操作を進めてください。
- 手順内で記載している<インストール先フォルダ>は、初期設定の場合以下のフォルダとなります。
【32bit OSの場合】C:\Program Files\Trend Micro
【64bit OSの場合】C:\Program Files (x86)\Trend Micro
インストール先を変更している場合は、適宜フォルダのパスを変更して操作を実行してください。
操作手順
※警告
- レジストリはWindowsの構成情報が格納されているデータベースです。レジストリの編集内容に問題があると、システムが正常に動作しなくなる場合があります。
- 弊社ではレジストリの編集による如何なる問題に対しても補償いたしかねます。レジストリの編集はお客様の責任で行っていただくようお願いいたします。
- レジストリの編集前に必ずバックアップを作成することを推奨いたします。バックアップ方法の詳細は、ご使用のWindowsのヘルプをご参照ください。
- Microsoft管理コンソール(services.msc)から以下のサービスを停止します。
Windows の各サービスの停止手順は次の製品Q&Aを参照してください。
製品Q&A:Windowsの各サービスの開始・停止方法
・ActiveMQ for Trend Micro Security
・SQL Server (TMSM)
・Trend Micro Security (for Mac)
・Trend Micro Plug-in Manager
(例)下の画像では「Trend Micro Security (for Mac)」というサービスを停止しています。
- コントロールパネル内の[プログラムと機能] から以下の項目が存在すれば削除します。
-Microsoft SQL Server 2005(※1)
-Microsoft SQL Server 2008
-Microsoft SQL Server 2008R2
-Microsoft Visual C++ 2005 Redistributable(※2)
-Microsoft Visual C++ 2008 Redistributable
-Java 6 Update *
-Java 7 Update *
-Java 8 Update *
(※1)
「Microsort SQL Server 2xxx」 の場合、選択の上、[アンインストール]をクリックし、 [TMSM: データベースエンジン]を選択の上、アンインストールをおこないます。
TMSMのインスタンスが存在しない場合、作業を中断してください。
(例)下の画像では「Microsoft SQL Server 2005」 をアンインストールしています。
- レジストリエディタを開き、以下のレジストリキーを削除します。
レジストリエディタの基本的な操作方法は次の製品Q&Aを参照してください。
製品Q&A:レジストリエディタの基本的な操作方法
32bit OSの場合
- HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Classes\Installer\Products\14B690AA452795F46927B43BC1A35607
- HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Installer\UserData\S-1-5-18\Products\14B690AA452795F46927B43BC1A35607
- HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Uninstall\{AA096B41-7254-4F59-9672-4BB31C3A6570}
- HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\TrendMicro\OfficeScan\service\AoS\OSCE_ADDON_TMSM
- HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\TrendMicro\TMSM
- HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\services\ActiveMQ4TMSM
- HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\services\TMSMMainService
- HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\services\Trend Micro Security (for Mac)
64bit OSの場合
- HKEY_LOCAL_MACHINE/SOFTWARE/Classes/Installer/Products/14B690AA-4527-95F4-6927-B43BC1A35607
- HKEY_LOCAL_MACHINE/SOFTWARE/Microsoft/Windows/CurrentVersion/Installer/UserData/S-1-5-18/Products/14B690AA-4527-95F4-6927-B43BC1A35607
- HKEY_LOCAL_MACHINE/SOFTWARE/Wow6432Node/Microsoft/Windows/CurrentVersion/Uninstall/{AA096B41-7254-4F59-9672-4BB31C3A6570}
- HKEY_LOCAL_MACHINE/SOFTWARE/Wow6432Node/TrendMicro/TMSM
- HKEY_LOCAL_MACHINE/SOFTWARE/Wow6432Node/TrendMicro/OfficeScan/service/AoS/OSCE_ADDON_TMSM
- HKEY_LOCAL_MACHINE/SYSTEM/CurrentControlSet/Services/ActiveMQ4TMSM
- HKEY_LOCAL_MACHINE/SYSTEM/CurrentControlSet/Services/Trend Micro Security (for Mac)
- HKEY_LOCAL_MACHINE/SYSTEM/CurrentControlSet/Services/TMSMMainService
(例)下の図では「HKEY_LOCAL_MACHINE/SOFTWARE/TrendMicro/TMSM」というキーを削除しています。
- 以下のレジストリの「OSCE_Addon_Service_CompList_Version」の値を「1.0.1000」に変更します。
32bit OS の場合:HKEY_LOCAL_MACHINE/SOFTWARE/TrendMicro/OfficeScan/service/AoS
64bit OS の場合:HKEY_LOCAL_MACHINE/SOFTWARE/Wow6432Node/TrendMicro/OfficeScan/service/AoS
(例)下の図のように値のデータ内の数字を変更します。
- 以下のTMSMファイルを削除します。
<インストール先フォルダ>\Security Server\Addon\TMSM
- 以下の2つのzipファイルが存在する場合は削除します。
Biz10.0の場合
- <インストール先フォルダ>\Security Server\PCCSRV\Download\Product\wfbs10\jpn\AddonSvcTMSM.zip
- <インストール先フォルダ>\Security Server\PCCSRV\Download\Product\wfbs10\jpn\AddonSvcTMSMAgent.zip
Biz9.5の場合
- <インストール先フォルダ>\Security Server\PCCSRV\Download\Product\wfbs90sp2\jpn\AddonSvcTMSM.zip
- <インストール先フォルダ>\Security Server\PCCSRV\Download\Product\wfbs90sp2\jpn\AddonSvcTMSMAgent.zip
Biz9.0の場合
- <インストール先フォルダ>\Security Server\PCCSRV\Download\Product\wfbs90\jpn\AddonSvcTMSM.zip
- <インストール先フォルダ>\Security Server\PCCSRV\Download\Product\wfbs90\jpn\AddonSvcTMSMAgent.zip
Biz7.0の場合
- <インストール先フォルダ>\Security Server\PCCSRV\Download\Product\wfbs70\jpn\AddonSvcTMSM.zip
- <インストール先フォルダ>\Security Server\PCCSRV\Download\Product\wfbs70\jpn\AddonSvcTMSMAgent.zip
存在しない場合は、そのまま次の手順へ進んでください。
- 以下より、データベース関連のファイルを削除します。
以下のパス内にある各「MSSQL.x」(xは任意の数字)または「MSSQL10_50.TMSM」フォルダの中を確認し、「Data」フォルダ内にdb_TMSM.mdfファイルがある場合、その「MSSQL.x」または「MSSQL10_50.TMSM」フォルダを削除します。対象データが無ければフォルダを削除いただく必要はありませんので、次のステップへお進みください。32bit OS の場合:<C:\Program Files\Microsoft SQL Server\>
64bit OS の場合:<C:\Program Files (x86)\Microsoft SQL Server\>
(例)下の図では「MSSQL.1」フォルダ内に「db_TMSM.mdf」ファイルが存在しているため、「MSSQL.1」フォルダを削除します。
以下のレジストリへ移動し、値を記録します。
もし以下キー内に、「名前:TMSM、種類:REG_SZ、データ:MSSQL.x」のレジストリが存在すれば(7b-2)へ進みます。存在しなければ手順8 へ進みます。
32bit OS の場合:HKEY_LOCAL_MACHINE/SOFTWARE/Microsoft/Microsoft SQL Server/Instance Names/SQL
64bit OS の場合:HKEY_LOCAL_MACHINE/SOFTWARE/Wow6432Node/Microsoft/Microsoft SQL Server/Instance Names/SQL
(7b-2)
以下のレジストリを削除します。
32bit OSの場合
- HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Microsoft SQL Server\TMSM
- HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Microsoft SQL Server\Instance Names\SQL\TMSM
- HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Microsoft SQL Server\"(8b-1)で取得した値"
例:HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Microsoft SQL Server\MSSQL.1"
64bit OSの場合
- HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Microsoft SQL Server\TMSM
- HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Microsoft\Microsoft SQL Server\Instance Names\SQL\TMSM
- HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Microsoft\Microsoft SQL Server\TMSM
- HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Microsoft\Microsoft SQL Server\"(8b-1)で取得した値"
例:HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Wow6432Node\Microsoft\Microsoft SQL Server\MSSQL.1"
- OSを再起動します。
以上で作業は終了です。