このようなケースの解決を行うために、問題に対しての切り分け作業が重要となります。
また、競合問題が疑われる場合には、事象が発生している個所(サードパーティ製アプリケーション、OS)からのテクニカルな調査が重要となります。
これは、Apex One セキュリティエージェントのログには、サードパーティ製品の動作などは記録されず、異常/正常の判断が困難なためです。
早期解決のために、まずはサードパーティ製品/OS 側からの調査を実施いただくことを強く推奨します。
上記調査を実施いただいた後、Apex One セキュリティエージェントの動作が疑われる場合、
以下に記載の問題に対する切り分け作業を実施します。
1.各種除外リストへの登録
・リアルタイム検索/予約検索/手動検索/Scannow の除外設定への追加
事象発生時に動作しているプロセスなど、被疑箇所となっているファイルなどを
検索除外リストに追加し、事象が改善するかご確認ください。
特定のフォルダとファイルを検索させたくない(検索除外の設定方法)
また、検索除外を推奨するフォルダやファイルについても併せてご確認ください。
検索除外を推奨するフォルダやファイル
・挙動監視の承認済みリストへの追加
事象発生時に動作しているプロセスなど、被疑箇所となっているファイルなどを
挙動監視の承認済みリストに追加し、事象が改善するかご確認ください。
挙動監視機能について (挙動監視、イベント監視、ソフトウェア安全性評価サービス)
・信頼済みプログラムリストへの追加
事象発生時に動作しているプロセスなど、被疑箇所となっている exe ファイルを
信頼済みプログラムリストに追加し、事象が改善するかご確認ください。
信頼済みプログラムリストの設定
上記の切り分けで事象が改善しない場合、上記の切り分け結果とともに
弊社サポートセンターまでお問い合わせください。
※ADT はトラブルシューティング用のツールですので、ADT によるサービス・ドライバの
停止によって事象が改善する場合でも、ADT にてサービス・ドライバを停止した状態での
運用はお控えいただき、ADT の切り分け結果をサポートセンターにご連携ください。
上記理由から弊社調査後もサードパーティ製品ベンダー、MS社への調査をご依頼する場合がございます。
また、遅い/重いなどのパフォーマンスの問題の場合、弊社で調査を実施した結果、お客様のコンピュータのスペック不足やその他のソフトウェア等の影響であると回答する場合があります。予めご了承ください。