デバイスコントロールについて
設定方法については、本ページの下方をご参照ください。
- ウイルスバスター Corp.10.6 SP1よりも前のバージョンでは、デバイスコントロール機能は、x86 タイプのプラットフォームを実行するコンピュータでのみ利用できます。
- ウイルスバスター Corp.10.6 SP1以上のバージョン では x86 および x64 タイプのプラットフォームを実行するコンピュータで利用できます。
USBの検索について
そのため、自動で検索を実施したい場合、ウイルスバスターCorp. 10.6 SP1以降のバージョンにアップグレードしてください。
- 手動検索にて、「USBメモリ」などの外付記憶媒体内のファイルを検索することはできます。
- 管理コンソールの予約検索の設定で、[検索可能な全てのファイル] が有効である場合、以下の媒体については予約検索で検索されます。
・CやDドライブなどの全てのハードディスクドライブ
・USBメモリや CD-ROMなどの外付記憶媒体のドライブ
デバイスコントロールとUSB検索の設定について
初期設定の状態では、コンピュータに接続されるUSB デバイスの自動実行機能 (autorun.inf) をブロックしますが、各種デバイスの読み取り、書き込み、実行については全て許可されております。詳細な設定をおこないたい場合には次項をご参照ください。
USB検索の設定
- 使用しているウイルスバスター Corp.サーバのバージョンが10.6 SP1以上のバージョンであることを確認します。
バージョンの確認方法は、以下の製品Q&Aをご参照ください。 - ウイルスバスター Corp.サーバのインストールディレクトリにある「\PCCSRV\」フォルダ内の「ofcscan.ini」ファイルを開きます。
初期設定では、インストールフォルダのパスは以下の通りです。
32bitの場合: C:\Program Files\Trend Micro\OfficeScan
64bitの場合: C:\Program Files(x86)\Trend Micro\OfficeScan - 「Global Setting」セクションの下に次のキーを追加して、ファイルを保存します。
[Global Setting]
EnableRTScanUSBInsert= x
※「x」には次の値(数字のみ)を設定します。
「0」 = USBストレージデバイスが差し込まれた際、そのデバイスを自動的に
検索しません。 (初期設定)
「1」 = USBストレージデバイスが差し込まれた際、そのデバイスを自動的に
検索します。
[Global Setting]
USBScanConfirm= y
※「y」には次の値(数字のみ)を設定します。
「0」 = USBストレージデバイスが差し込まれた際、ポップアップウィンドウを
表示しません。 (初期設定)
「1」 = USBストレージデバイスが差し込まれた際、そのデバイスの手動検索を
実行するかどうかを尋ねるポップアップウィンドウを表示します。
- ウイルスバスター Corp.サーバのWebコンソールを開いて、[ネットワーク上のコンピュータ]→[グローバルクライアント設定] 画面を表示します。
- [保存] をクリックして設定をクライアントに配信します。
- クライアントに設定が配信されると、次のレジストリエントリが追加されます。
- キー:
32bitの場合: HKLM\SOFTWARE\TrendMicro\PC-cillinNTCorp\CurrentVersion\RealTime Scan Configuration\
64bitの場合: HKLM\SOFTWARE\Wow6432Node\TrendMicro\PC-cillinNTCorp\CurrentVersion\RealTime Scan Configuration - 名前: EnableRTScanUSBInsert
- 型: DWORD
- 値: x (3.で指定した値)
- キー:
32bitの場合: HKLM\SOFTWARE\TrendMicro\PC-cillinNTCorp\CurrentVersion\RealTime Scan Configuration\
64bitの場合: HKLM\SOFTWARE\Wow6432Node\TrendMicro\PC-cillinNTCorp\CurrentVersion\RealTime Scan Configuration - 名前: USBScanConfirm
- 型: DWORD
- 値: y (3.で指定した値)
- キー:
-
- ウイルスバスター Corp. 11.0 では仕様を変更し、ofcscan.ini に「EnableRTScanUSBInsert」を設定する必要がなくなりました。
- 管理コンソールの「リアルタイム検索設定」画面より以下の設定項目にチェックを入れ、機能を有効にすることができます。
□ リムーバブルストレージデバイスの接続後、その中のすべてのファイルを検索する
- ウイルスバスター Corp. 11.0 では仕様を変更し、ofcscan.ini に「EnableRTScanUSBInsert」を設定する必要がなくなりました。
- 詳細は、以下の製品 Q&A をご確認ください。
デバイスコントロールの設定
- Web管理コンソールにログオンします。
- トップページ左側メニューより、[ネットワーク上のコンピュータ]→[クライアント管理]をクリックし、クライアントツリーを表示させます。
- クライアントツリーからデバイスコントロールの設定をされたいグループ/ドメイン/クライアントを選択した状態で、クライアントツリー上部の[設定]ボタンをクリックし、[デバイスコントロール]をクリックします。
- [デバイスコントロールを有効にする]にチェックを入れます。
- [USBデバイスの自動実行機能をブロックする]はコンピュータに接続されるUSB デバイスの自動実行機能 (autorun.inf) をブロックするか許可するかを選択する項目となります。ブロックしたい場合はチェックを入れてください。
- 4つの各デバイスに対して、権限を設定できます。
- 「通知」項目の[デバイスへの不正アクセスが検出された場合、クライアントコンピュータに通知メッセージを表示]にチェックを入れるか選択します。
- 一連の設定を入力し終えましたら、[保存]ボタンをクリックします。
権限
|
デバイス上のファイル
|
受信ファイル |
フルアクセス | ○許可される操作 コピー、移動、開く、保存、削除、実行 | ○許可される操作 保存、移動、コピー ※デバイスにファイルを保存、移動、コピー できることを意味します。 |
変更 | ○許可される操作 コピー、移動、開く、保存、削除 ×ブロックされる操作 実行 | ○許可される操作 保存、移動、コピー |
読み取りおよび実行 | ○許可される操作 コピー、開く、実行 ×ブロックされる操作 保存、移動、削除 | ×ブロックされる操作 保存、移動、コピー |
読み取り | ○許可される操作 コピー、開く ×ブロックされる操作 保存、移動、削除、実行 | ×ブロックされる操作 保存、移動、コピー |
デバイスの内容のみの | ×ブロックされる操作 すべて デバイスおよびそれに含まれるファイルはユーザに (Windows Explorer などを使用して) 表示されます。 | ×ブロックされる操作 保存、移動、コピー |
ブロック | ×ブロックされる操作 すべて デバイスおよびそれに含まれるファイルはユーザに (Windows Explorer などを使用して) 表示されません。 | ×ブロックされる操作 保存、移動、コピー |
■デバイスコントロールにて制御可能なデバイス
・プラグイデバイス(USB) ※制限事項あり
・光ディスク ※制限事項あり
・フロッピーディスク
・ネットワークリソース
■デバイスコントロールの制限事項
・プラグインデバイス(USB)に対する権限が「読み取り」のみの場合、ユーザはデバイスに新しいフォルダを作成できますが、フォルダ名を変更したり、ファイルをフォルダに保存することはできません。
・デバイスコントロール機能では、光ディスクに対するファイルの記録(ファイルの書き込み)を制御できません。
■デバイスコントロールログの確認方法
- [ネットワーク上のコンピュータ]→[ログ]→[ネットワーク上のコンピュータのログ]→[セキュリティ上の危険]をクリックします。
- クライアントツリーが表示されますので、デバイスコントロールログを確認したいグループ/ドメイン/クライアントを選択した状態で、ツリー上部の[ログの表示]をクリックし[デバイスコントロールログ]を選択します。
- 期間、デバイス、表示順をそれぞれ設定の上、[ログを表示]ボタンをクリックします。