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現象

推奨ルールの自動割り当てを有効にしている環境で、推奨設定の検索後に次のようなエラーが発生します。
(「設定のコンパイルでエラーが発生しました:」以下の内容は、場合によって異なります。)

レベル: エラー
イベントID: 721
イベント: アップデートの失敗

説明:

レベル: エラー
イベントID: 2085
イベント: セキュリティ設定エラー
説明: 設定のコンパイルでエラーが発生しました:

can't open preload file - ignored preload.tbf
65: note: unrecognised system setting
82: note: adding preset log policy 0
82: note: adding preset log policy 1
82: note: adding preset log policy 2
82: note: adding preset log policy 3
82: note: adding preset log policy 4
82: note: adding preset log policy 5
82: note: adding preset log policy 6
12083: error: dynamic port FTPClientcommon:dport is referenced but not defined (apptype not applied)
1 errors during parsing

[説明]欄に以下のような記述がある場合、本ページで解説されている依存関係の問題では無く、メモリ不足に起因したエラーです。

popen(/opt/ds_agent/dsc) failed (error 0xc: Cannot allocate memory)

詳細は、以下のページをご参照ください。

原因

一部のルールには依存関係があり、あるルールを割り当てる場合には依存しているルールも合わせて割り当てる必要がありますが、推奨設定の検索で依存関係が正常に解決できなかった場合に、このエラーが発生します。

なお、エラーが発生した状態でも、以前の設定でコンピュータは正常に保護されています。

対処方法

次の手順でルールの依存関係の問題を解決してください。
  1. DSM管理コンソールから、エラーが発生しているコンピュータの詳細画面を開きます。
  2. [侵入防御]-[一般]タブを開きます。
  3. 「現在割り当てられている侵入防御ルール」の欄で[割り当て/割り当て解除]をクリックします。
  4. 任意の一つのルールで、割り当てのチェックボックスをオンにします。(※この段階で[OK]ボタンは押さないでください。)
  5. 上の手順でチェックボックスをオンにしたルールで、割り当てのチェックボックスをオフにします。
  6. [OK]ボタンをクリックします。
  7. 依存関係に関するメッセージが表示されたら[OK]を押して設定を保存します。
    (表示される内容は場合により異なります。)