DSAは、コンピュータ上に直接配信されるセキュリティエージェントです。
対象のマシンにインストールする事で、対象マシンにDSの各種保護を提供します。
インストールするには、対象のコンピュータに管理者としてログインする必要があります。
DSA をインストールする前に、Deep Security Manager (以下、DSM) (およびデータベース) や、Deep Security Relay がすでにインストールされ、設定されている必要があります。
DSA をインストールするコンピュータの時計は、DSM と同期させる必要があります。時間の同期がとれていない場合、DSAの有効化に失敗します。
インストール中、ネットワークインタフェースが停止し、復旧までに数秒間かかります。DHCP を使用している場合、新しい要求が生成されるため、復旧した接続に対して別の IP アドレスが割り当てられる可能性があります。
以下の様な機能を持つアプリケーションが既に導入されているWindows Server 2003 環境に新たにDSAを追加インストールした場合、既存のアプリケーションとの兼ね合いに依り、通信等に問題が発生する事例が確認されています。
- 資産管理
- 暗号化
- セキュリティ
- ファイアウォール
- ファイル監視
問題が発生した場合、可能であれば、これらのアプリケーションを停止、アンインストールし問題が回避されるかご確認ください。
回避された場合、お使いの製品のサポートに回避策が無いかについてお問い合わせください。
また、既に使用していないアプリケーションについては、可能な限りアンインストールをしてください。
DSA 10.0 以上のインストール手順
Deep Securityをご利用の場合は、Deep Security ヘルプセンター 「エージェントをインストールする 」( 20.0 / 12.0 / 11.0 / 10.0 )をご参照ください。
Cloud One - Workload Securityをご利用の場合は、Cloud One 「Agentのインストール 」 をご参照ください。
DSA 9.5, 9.6 のインストール手順
基本機能モジュールによるインストールを実施する場合、管理コンソールにログインし、
[管理] → [アップデート] → [ソフトウェア] → [ローカル] にて、インストール対象のOSに応じたパッケージを選択します。
Windows マシンへの DSA のインストール手順
- 対象のコンピュータの任意のパスに、DSAインストーラをコピーします。
- インストールファイルをダブルクリックして、インストーラパッケージを実行します。[次へ] をクリックして、インストールを開始します。
- 使用許諾契約書を読み、「使用許諾所に同意します」にチェックを入れ、[次へ] をクリックします。
- インストール場所を指定します。(アップグレードの場合は、インストールディレクトリを変更できません。インストールパスを変更する場合には、再インストールの必要があります。)
- 「インストール」をクリックして、インストールを続行します。
- 「完了」をクリックして、インストールを完了します。
Linux マシンへの DSA のインストール手順
バージョン 9.5 未満の場合、DSA をインストールすると iptables が無効になります。
- ds_agentパッケージをインストールするには、「rpm -i」を使用します。
# rpm -i "インストーラ名"
- インストールが完了すると、DSA は自動的に起動します。
例: DS8.0 Sp2 DSA の新規インストール
Preparing... ########################################## [100%]
1:ds_agent ########################################## [100%]
Loading ds_filter_im module version 2.4.21-20.EL-i686 [ OK ]
Starting ds_agent: [ OK ]
実施後チェックリスト
- □DSM と同じ NTP サーバをソースに時刻同期が行われている (時刻にズレがないこと)
- □DSM/DSR の FQDN を名前解決することができる
- □DSM の 4120 番ポートに通信することができる
- □DSR の 4122 番ポートに通信することができる
- □DSM から DSA の 4118 番ポートに通信することができる
- □ds_agent サービスが動作している
- □ds_filter サービス / ds_am プロセスが動作している (Linux のみ)
※ds_filter サービスはWRS,ファイアウォール,侵入防御いずれかの機能がインストールされている必要があります。※ds_am プロセスは不正プログラム対策機能がインストールされている必要があります。 - □ds_notifier サービスが動作している (Windows のみ)
- □DSA の有効化ができる
<Welcome Pageをご活用ください!>
サポートエンジニアが問い合わせ傾向を元にDeep Securityを安心してお使いいただくための情報をWelcome Page(DS/C1WS)にまとめました。
Welcome Page(DS/C1WS)で機能概要や、事前準備から運用開始までに必要なステップ、運用のコツをぜひご確認ください!