まず、IMSVA、および InterScan MSS 9.1 Linux版 において管理コンソールの 管理 > IMSS設定 > SMTPルーティング の画面で「すべての検索サービスに適用 」にチェックが入っている環境では、Manager サービスの開始時に Postfix の再起動を行います。
一方、IMSVA 9.1 と InterScan MSS 9.1 Linux版 では初期設定で毎日 23時 に Manager サービス (imssmgr) を再起動します。そのため、IMSVA と、「すべての検索サービスに適用 」が有効な InterScan MSS 9.1 Linux版 の環境では、毎日 23時 に Postfix のサービスが再起動されます。
再起動する時刻の変更方法
この動作を抑止することはできませんが、次の手順を実施することで、Manager サービスが再起動する時刻を変更することは可能です。
- InterScan MSS のインストールディレクトリは初期設定では /opt/trend/imss です。インストール時にインストールディレクトリを変更している場合には /opt/trend/imss を置き換えて作業を実施してください。
- 上位デバイス・下位デバイスを配置した分散構成であれば、サーバごとに異なる時間を指定することで、すべてのサーバの SMTP サービスが同時刻に停止することを回避できます。
-
設定ファイル imss.ini をvi で開き、[imss_manager] セクションにパラメータ「mgr_restart_hour」を追加して、ファイルを上書きで保存します。
/opt/trend/imss/config/imss.ini: [imss_manager] mgr_restart_hour = 5
上記例では毎日 5時 に Manager サービスが再起動します。パラメータには 0 から 23 までの時刻を設定できます。
-
設定ファイル変更後、以下のコマンドを実行して、Manager サービスを再起動します。
# /opt/trend/imss/script/S99MANAGER restart