システム要件より低い環境での利用はサポート対象外としておりますが、DS 12.0未満のバージョンについては以下の手順を実施する事によって、4GB環境で利用可能とさせていただきます。
物理メモリ4GBの環境へDSMをインストールする場合の条件
以下の手順で、DSMの最大メモリ使用量を2GBに変更します。
- DSMのインストールディレクトリを開きます。
- 新しいファイルを作成します、プラットフォームに応じて、次のように名前を付けます
- Windows: Deep Security Manager.vmoptions
- Linux: dsm_s.vmoptions
- ファイルに「-Xmx2g」という行を追加します (この指定により、DSMで利用する最大メモリが2GBに制限されます。)
- ファイルを保存し、DSMのサービスを再起動します。
- 新しい設定内容を確認するには、[管理]→[システム情報] に進み、[システムの詳細] エリアで、[Managerノード]→[メモリ] を展開します。[最大メモリ] に新しい設定内容が表示されます。
- マルチテナント環境ではより多くのメモリを必要とするため、メモリ4GBの環境をサポートいたしかねます。マルチテナント環境では絶対にこの設定を行わないでください。
- 限定されたメモリでDSMが正常に稼働可能かどうかは環境に大きく依存します。メモリの制限を行ってもストレス無く動作するか、十分な検証を行った上での導入を推奨します。
- DSMで問題が発生し、それがリソース不足で発生したと判断された場合には、メモリ増設等のリソース増強をお願いする場合があります
- バージョン10ではシステムチェックの際に、黄色の!マークにてシステム要件を満たしていない旨が出力されますが、インストールは可能です
物理メモリ4GBの環境へDSMをインストールした場合の目安
- おおよそ500エージェントまで管理可能です
- 本要件は使用する機能に依存しません
- ログサイズ等は考慮しておりません