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※UNCパスの環境変数による検索除外はDeep Security Agentのみの機能となります。Deep Security Virtual Appliance環境ではUNCパスを含まない場合のみ、環境変数を使用した検索除外が可能となります。

 

まず、環境変数を設定し、そののち検索除外を設定します。
手順は下記の通りです。

A. 環境変数を設定する

  1. Deep Security Manager(以下、DSM) の管理コンソールにログインし、[ポリシー]タブをクリックし、任意のポリシーを選択し概要を開きます。
    設定する環境変数をDS環境全てで有効にしたいのであれば、"Base Policy"、特定のポリシーを使用している環境で有効にしたいのであれば該当のポリシーを選択します。 特定のコンピュータ上に直接設定する事も可能です。その場合には[コンピュータ]タブで該当のマシンを選択し、概要を開きます。
  2. 概要のダイアログの左メニューで[設定] を選択し、[コンピュータ]タブの[環境変数のオーバーライド]セクションで[環境変数の表示...] を開きます。
     

     
  3. [環境変数のオーバーライド]ダイアログで、[新規]をクリックします。
  4. [環境変数のプロパティ]ダイアログで任意の環境変数を設定し、[OK] をクリックします。

    UNCパスを設定する事も可能です(DSVA環境を除く)

    例1: 全てのUNC パスを除外する場合
    名前: alluncpath
    値: \\

    例2: 特定ののUNC パスを除外する場合
    Name: excludepath1
    Value: \\10.x.x.x\

  5. 概要のダイアログで[保存]をクリックします。

DS側で初期設定で用意されている環境変数は下記の通りです。

名前
ALLUSERSPROFILEC:\ProgramData
COMMONPROGRAMFILESC:\Program Files\Common Files
PROGRAMFILESC:\Program Files
SYSTEMDRIVEC:
SYSTEMROOTC:\Windows
WINDIRC:\Windows

B. 検索除外を設定する

  1. Deep Security Manager(以下、DSM) の管理コンソールにログインし、[ポリシー]タブをクリックし、任意のポリシーを選択し概要を開きます。
    設定する環境変数をDS環境全てで有効にしたいのであれば、"Base Policy"、特定のポリシーを使用している環境で有効にしたいのであれば該当のポリシーを選択します。 特定のコンピュータ上に直接設定する事も可能です。その場合には[コンピュータ]タブで該当のマシンを選択し、概要を開きます。
  2. 概要のダイアログの左メニューで[不正プログラム対策] を選択し、[一般]タブの該当の検索方法のセクション(リアルタイム/手動/予約)で設定の[編集]を開きます。
  3. Scan Configurationのプロパティ画面で[検索除外]タブで、[ディレクトリリスト]を有効にし、プルダウンメニューで新規を選択します。
  4. [新しいディレクトリリストのプロパティ]が開きます。
    任意の名前を設定し、ディレクトリセクションに、作成した環境変数を設定し[OK] をクリックします。

     

    環境変数とディレクトリパスを組み合わせる事も可能です。

    環境変数で[名前:sample1 | 値:C:\sample]がある環境で、「C:\sample\test\」を除外したい場合、環境変数とディレクトリパスを組み合わせて「${sample1}\test\」の設定が可能です。

    [名前:sample2 | 値:C:\sample\]のように末尾に「\」が有る環境変数の場合、環境変数とディレクトリパスの境界である「\」の重複にご注意ください。 このような環境変数の場合、「${sample2}test\」(環境変数とディレクトリパスの間に「\」がない)のように設定する必要があります。

  5. Scan Configurationのプロパティ画面で[OK] をクリックします。
  6. 概要のダイアログで[保存]をクリックします。