データベースクリーンナップツールとは
データベースクリーンナップツールは、Apex Central のインストールフォルダ(初期設定ではC:\Program Files\Trend Micro\Control Manager)直下に配置されており、データベースに格納されている不要なログエントリを破棄する目的で利用されます。※ 64bit環境では、Program Files → Program Files (x86) に置き換えてください。
ファイル名:DBCleanupTool.exe をダブルクリックするだけで起動できます。
各チェックボックスの役割は以下のとおりです。
無効なログ
これをチェックすると、通信障害によるデータの破損や未登録のエージェントからのログ等、適切に各種ログを保存すべきテーブルへ記録できなかったログを破棄します。
一時ログ
これをチェックすると、各種ログを保存すべきテーブルへ記録する前に一時的に保存される情報を破棄します。
コマンド追跡ログ
これをチェックすると、[運用管理]-[コマンド追跡]から確認可能なコマンド追跡ログを破棄します。この項目のみ、削除する対象となる期間を選択できます。
未登録製品リスト
これをチェックすると、正常に登録されていない製品の情報を破棄します。
無効なエンジン/パターンファイルのバージョン
これをチェックすると、バージョン情報が記録されていないエンジン/パターンファイルの情報が破棄されます。※Apex Centralでの名称は"削除されたエンジン/パターンファイルデータ"です
余分なステータスログデータ
これをチェックすると製品ディレクトリの余分なデータ等を削除されます。
例として管理下の製品がすでに存在していないにも関わらず、製品ディレクトリに情報が残存している場合などにご使用下さい。
データベースの圧縮
これをチェックするとデータベースファイルの容量が圧縮されます。
操作方法
データベース上から破棄したい情報にチェックを入れ、[開始]をクリックすると"Trend Micro Control Manager(Trend Micro Apex Central)"および"Trend Micro Management Infrastructure"サービスが停止し、チェックされた情報がデータベースから破棄された後に停止されたサービスが再開した上で、破棄されたレコード数および削減されたデータベースの容量が表示されます。
その他
SQL Server の仕様では、データベースに格納されているレコードを破棄しても、データベースファイル内の利用可能な領域が確保されるだけでデータベースファイルの総容量は縮小されません。データベースファイルの容量を縮小するためには、不要なログを削除すると同時に"データベースの圧縮"オプションを選択して下さい。